ちょっと前の話。小金井でフェラーリという名前の自転車でお買い物。小金井に行けるときに一気にドラッグストアとスーパーマーケットを巡るので自転車には前と後ろにカゴを装備。ジャマーとかフレアは付けなかった。たぶん東小金井では撃墜される心配がないから。
おまわりさんに呼び止められ自転車の防犯登録の照会。じゅ、十数年ぶりに呼び止められた。ちょっと嬉しい自分がいた。いつもいつも真夜中の公園で懸垂をしていても巡回中のおまわりさんにスルーされる。真昼間の小金井でおまわりさんに止められたー!やったー!明日はホームランだ!
まぁ、よく見ると信号待ちの自転車を次々と止めているだけのようだった。交差点の2ヶ所で張っているポリスメン。みんな面倒臭そうにおまわりさんたちに対応していた。上からの指示とはいえなんだか気の毒に感じた。と言いつつもミジンコも「も~時間ないのにな~」とおまわりさんに文句を言いつつ照会に同意。ちょっとぽっちゃりめのおまわりさんはひたすら低姿勢で謝りながらも無線照会。結局1分もかからずに終わった。
その数日後、今は元気に一人で歩ける父ではあるがその当時は車椅子かミジンコが支えての歩行しかできなかった。それでも無理にでも歩かないといけないと担当医から強くアドバイスをいただいていた。大手術の後でのリハビリは絶対に必要だ。ミジンコは前日から小金井に泊まり朝の通勤前に父の歩行リハビリに付き合っていた。
斜め横断という場所でもないのだが道路からなにからなにまで工事中の今の東小金井。どこを横断して良いのか分からない場所がいくつかある。すべての工事が終われば明確になるのだろうがどこまでが道なのかも曖昧な場所があるのだ。車も通る5m幅ほどの道を横断することにした。左右を確認しつつ父を支えながらでの横断。当時は5mでも父は時間がかかった。そこへ遠くから自転車に乗ったおまわりさん参上。あのミジンコの防犯登録照会のぽっちゃりおまわりさんだ。急いでこちらに駆けつけてくれて「どうぞお気をつけて~」と両側から車が来ないか確認、いや来たら止めてくれるような感じで道の真ん中で見守ってくれた。
防犯登録照会のときについ「急いでいる」と文句を言ってしまったことを激しく後悔。おまわりさんにお礼を言ってリハビリ歩行を継続。おまわりさんはこちらを覚えていたかどうか分からないがこちらは確かに覚えていた。今度から防犯登録の照会をやっているおまわりさんがいたら自分から自首、もとい照会に協力しよう。おまわりさんの仕事を増やしてどーすんだ、自分!とひとりノリツッコミ。
[26回]
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