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兵庫県芦屋市付近の六甲山系の登山コースで、道しるべに従っているはずなのに、いつの間にか山中に迷い込むハイカーが増えている。ごく一部の登山者が勝手に山道わきの岩や石に、矢印などの目印をつけているためだ。赤や緑の塗料が100カ所近くに吹き付けられており、地元の登山会のメンバーらはカンカンに怒っている。
スプレーの目印があるのは、芦屋市の高座の滝や荒地(あれち)山(549メートル)、同市と神戸市とにまたがる岩場「ロックガーデン」の周辺。都会の近くでありながら本格的な山の雰囲気が味わえることから、山歩きコースとして人気が高い場所だ。瀬戸内海国立公園の一部でもある。
4月下旬、この周辺の樹木や岩などに赤や緑、黒の油性塗料で文字や矢印などが書かれているのがみつかった。同じころ、芦屋市内の登山家が山に入った時、ちょうどスプレーを吹き付けていた人を発見した。神戸市内の男性(77)で、「迷いやすいので自分の好きなコースの多くの場所に印を付けた。反省している」と謝罪したという。
男性が目印を吹き付けたあたりの山は、芦屋市の打出芦屋財産区が所有している。市はできるだけ環境に害を与えない薬品で消すことを検討しているが、完全に元通りにするのは難しいという。
目印のせいで道に迷うハイカーも増えている。芦屋市で活動しているアウトドアインストラクターの大釜一典さん(26)は、4月だけで2人から「助けて」と携帯電話で救助を求められた。以前、一緒に登ったハイカーで、2人とも目印に従って歩いているうちに登山道を外れたという。大釜さんの知り合いの登山仲間にも、6月中旬までの2カ月弱で同じような救助要請が6件あったという。(以下略)
ソース元: asahi.com
これ「殺人未遂」なんでは?
人間、年齢を重ねた方がワガママで幼稚になるとは言うが、ここまで他人の迷惑を省みないで自分がやりたいままに生きる老人ってどうかしている。
山のルールどころの話ではなくて自分が便利になるためには人のリスクが上昇しても知ったこっちゃないって、なんだか人間の基本の部分がおかしいだろうに。
まぁ、ともかく皆さん、ソース元の写真をご覧くだされ。いくらなんでもこれは酷い。
実はミジンコ、去年、遭難者を救助しましてな・・・。いや救助というほど大袈裟なものでは無いのだけれど、ともかく動けなくなった方とそのパーティーの下山をサポート。
その結果、半年前から計画してやっと実行した自分たちの計画は実行できず。(ミジンコのパーティーは登山のエキスパートたちの訓練登山だった)
まぁ、山とはそういうもので、要救助者を発見した場合は状況が軽度であろうが必ず助けるのが絶対のルール。
それにしたって「山に入れば困っている人に出遭う」という状況の日本の登山。
ストレートに言い放ってしまうと山を舐めている自分勝手な老人が多すぎるのが今の日本の山。
その遭難者を運んだ(←苦笑)件をブログに書きたいのは山々だったのだが、遭難した側の身元が簡単に割れてしまったであろうし、彼等のおバカさん加減を詳しく書いてしまうと、そのお爺さん・お婆さんたちへのバッシングなど起きてしまうかもしれないと思い書かずにいた。
もう「遭難します」って宣言しているような老人パーティーの多いこと多いこと・・・・・。
山に入るな!と言っているわけではなくて、自己分析をしてみるべきだった話なんだよね。
体力、知識、全てが備わっていても遭難するのが山。相当なリスクがあるのが登山なはずなんだけれど、なんでかなんの準備もしていない年配者の登山が増えている模様。
このニュースでスプレー撒いて遭難者を生み出し続けている老人(77)にしたって「迷いやすいので自分の好きなコースの多くの場所に印を付けた。反省している」と言っているわけなんだけれど、言い分の根本が間違っている。
自分が迷いやすい場所ならば、他の登山者に「関係の無い矢印(情報)」を与えたら、その人たちが迷ってしまうと想像がつきそうなものだ。
でも、やっちゃうんだよなぁ、こういう老人は・・・・・。
もう登山は免許制にしないと犠牲者が続出すると思う。なんでもかんでも免許制なんて馬鹿げた世の中だとは思うけれど、マナーどころか常識の無い高齢登山者を止めるには、もうそんな滅茶苦茶な制度しか無いんじゃないかと本当に感じている。