「アイツが人を気遣う大人になっている」とは言っているが飲食店のオーナーが分煙にすることくらいで大人だろうか?むしろ常識の範疇だ。非喫煙者の集客を見込むための措置をまるで良いことをしているかのように演出することがそもそもおかしい。
以前にJTが社長を含めた従業員たちで路上ポイ捨てタバコを拾って路上美化に努めるなんて企画をやっていたが、そもそもその企業が原因で生み出されたゴミや悪習に対応することを善行のように振る舞うことに違和感を感じた。なにかJTは毎度のことながらピントがズレている。
JTのCMは総じてこういう押しつけがましい良い話風のものが多いが、こんなCMの作り方をするよりももっと具体的に煙草の受動喫煙者たちがいかに被害を被っているのかのレポートを流す方が煙草で迷惑をしている人々は救われる。路上禁煙地区で歩き煙草をしている人々をモザイク無しで撮影してCMで公開くらいやってくれないものだろうか?そこでその歩き煙草をしていた者がJTを訴えての法廷闘争を詳細にレポートするCMの方がよほど注目を集めるし、歩き煙草も減ってJTが本気かどうか分からないが推進しているはずの分煙化も促進する。
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