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くっ!共産党に同意することがあるとは・・・
共産党の意見に同意することなど生涯無いかと思っていたが、「原産地表示厳密に コーヒー豆問題 吉井議員が主張」(赤旗)←この意見は真っ当なものだと認めざるを得ない。

ミジンコもバリスタを目指して・・・い、いや、嘘!目指してない!
ともかくコーヒーは好き。先日、ずっと欲しかったイタリア製のエスプレッソマシンを買って会社で自慢したら、大事な大事なエスプレッソマシンが会社の備品になってしまったという悲劇を乗り越え、今日もコーヒーをすする。

言いたいことはひとつ。日本はコーヒー党の多い、コーヒー消費大国なのに、豆に関しての法律が抜け穴だらけだし、有名な珈琲店ですら粗悪な豆を使っている始末。
消費者はもっと怒っていいと思う。本当に日本で使用される豆って酷い!と強く主張したい。

共産党・吉井英勝議員が主張していることは「厳密に原産地がどこなのか表記すべき」ということ。これは大賛成。消費者にとっては当然の知る権利であると思う上に、悪徳コーヒー・チェーンを駆逐する解決策になる。
なんでミジンコがここまで言うかというと、コーヒー豆と農薬の関係が切っても切れないから。
ほとんどのケースで大規模農場で栽培されるコーヒー豆。日本では考えられないほどの農薬散布が行われている場合がある。
もちろん、そうではない農場もあるのだが、その分だけ収穫率が下がりコストは高くなる。でもさ、高くても安全なコーヒーを飲みたいってのが日本の消費者心理なんでは?

吉井議員の弁ではこうある。
『コーヒー豆をめぐっては、残留農薬の基準オーバーで日本に輸入できない豆を、大手コーヒーチェーン「スターバックス」が、アメリカで焙煎(ばいせん)することで輸入している問題や、原産国の検査機関が「安全」とすれば日本では輸入時に検査しなくてもすむ問題などがあります。』

スタバに関しては、国内でもコーヒー通たちが長年こういったカラクリを批判している。これ以外でも、日本のコーヒー通たちから「割れ豆」やら「貝殻豆」だとか散々指摘されているスタバなのだが、ミジンコは残留農薬の問題が一番深刻だと思う。
「割れ豆」のコーヒーを飲んだところでマズいというだけで済むが、農薬の場合は健康を害する恐れがある。毎日、飲むとしたらどれだけの健康被害があるのか?もっと議論されるべき問題だ。

吉井議員によれば、そもそもスタバは日本では残留農薬の基準値を超えているために輸入できないはずの豆をアメリカで焙煎することによって輸入しているとのこと。そんなの反則だ。焙煎の途中で農薬が減るとは思えないんだが・・・。

そもそも原産国が「安全」とすれば日本でも安全って・・・・なわけあるかあぁぁぁっ!ヽ(`Д´)ノ
日本の商社もトリッキーなことしてんじゃねぇぞ!コンチクショー!ヽ(`Д´)ノ

粗悪で残留農薬が日本では許されていない基準値のコーヒー豆でも日本だと大量に消費される仕組みが出来上がってしまっている感がある。
コーヒー消費大国ニッポンはもっと「豆」にも意識を向けるべきだ。

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市場原理?
生産者の努力に関係なく、市場原理でコーヒー豆の値段が決まってしまうために、農家は手間のかからない農薬を使ってしまうみたいですね。(無農薬/減農薬はものすごく手間がかかる)

で、豆の値段が下がると農地を放棄する。また値段が上がっても放棄された農地は使い物にならないんで、原生林を切り開いて新しく農地にする・・・

って、記事を最近読んだばかり。(どこで読んだか忘れちまった)

まぁ、国内でも同様のことが行われているわけで、どこのヒノキでも木曽で製材すれば「木曽ヒノキ」だし、牛も三重で肉にすれば「松阪牛」、もっともこっちは安全性の懸念がロンダリングされるわけじゃないですが。
ken_acr99| URL| 2009/07/06(Mon)15:03:23| 編集
無題
カタクリ→カラクリ
名無しのゴンベエさん| | 2009/07/06(Mon)19:16:29| 編集
絶対安心安全な食品
農薬云々言うやつほど 農薬無知なんですが 除草剤、殺虫剤、殺菌剤、成長調整剤等等、様々あって成分も効能もまったく異なり一くくりにできるものではありません、個々薬剤名を指摘してくれないと 対策のしようもありませんが
リスクマネージメントとかリスクコミュニケーションとかご存知ありません?
かんばせ| | 2009/07/06(Mon)20:06:13| 編集
↑対策のしようもない?
そう仰るかんばせさんは、対策すべき商社かスタバの関係者なんでしょうか?
リスクコミュニケーション、リスクマネジメントにお詳しいご様子なのでお伺いします。

ここの記事でいちいち薬剤名が挙げられてなくても、日本に生豆の状態で輸入する場合には
食品衛生法に基づく残留農薬の基準が有るのは当然ご存知ですよね?
それに適合しない豆を焙煎して輸入して、大丈夫なんですか?

それと、原産国検査だけで中国毒餃子事件のような食品テロの再現は防げますか?

……という素人の疑問に明快に答えて安心させてくれるのが、コーヒー業界関係者の
『リスクコミュニケーション、リスクマネジメント』ですよね?


もし宜しければ御教示願いますでしょうか?
りょみpapa| URL| 2009/07/06(Mon)21:31:58| 編集
↑↑ついでに言うと。
論点が最初からズレてます。
いつの間に「残留農薬の濃度」の話が「農薬の種類」の話にすりかわったんです?

記事の内容くらいはちゃんと読みましょうよ。(って、今まで何度ミジンコさんが対キティに言ってきたことか…ハァ…)



ぴかぴか| | 2009/07/06(Mon)21:51:23| 編集
一点だけ異論w
共産党もたまには真っ当な主張もしますよ。
『石原知事提出議案の99、7%に賛成した民主党に、知事を批判する資格はない!』という都議選での共産党の主張、ナイス突っ込み!と思いました。


……でも票は入れないけどw
りょみpapa| URL| 2009/07/06(Mon)22:11:03| 編集
無題
>kenさん
まぁ、自分の場合、現地に行ってそういう構図をウンザリするほど見ているので、尚更のこと今の農地開拓については思うところがあります。
買う側のモラルが問われるところなのですが、ことコーヒー豆に関してはまだまだ改善するべき点が山積しています。
自分が手を出せる分野としては、農薬や開拓問題よりも、児童労働の問題ですね。いつもその問題に直面するのでそれもなんとかしたいところです。これも豆を買う側の問題、直球で言えば買う側が今ある利鞘を諦める決断が必要です。

>ゴンベエさん
ありがとーございます。直しておきます。

>かんばせさん
いきなりあさっての方向の指摘をしてブチギレしているのはカルシウム不足によるところですか?それともあなたの性格?
あなたのコメントを読むと、ちゃんと記事を読んで理解してからコメントをしているかすら怪しいのですよ。
そもそもあなたのコメントのタイトルが「絶対安心安全な食品」とありますが、そのコメントを読んだ方々はむしろ「絶対安心安全な食品」という言葉に対して、こんな人が言っているんじゃ・・・と懐疑的になったと思いますよ。

農薬の種類がどうであれ、日本で許可が下りている基準値を超えたはずのコーヒー豆が「米国で焙煎されると輸入できる」という点を指摘していることについて「農薬の種類を言え!」とあなたは言っているわけです。論点ズラしていると思いません?

この問題を「リスクマネージメント」や「リスクコミュニケーション」で、コーヒー豆を輸入している商社やスターバックスが回避することには同意しかねます。
あなたは「リスクマネージメント」や「リスクコミュニケーション」を言葉じりだけではなくてちゃんと理解して実践していますか?

それと・・・

>農薬云々言うやつほど 農薬無知なんですが 

決めつけは良くありませんよ。そう言い切れる根拠は?
その無茶苦茶な論法を私が使ってしまうと「リスクマネージメント」や「リスクコミュニケーション」云々を言うやつほど「リスクマネージメント」や「リスクコミュニケーション」に無知であり無恥でもあるってことになります。
つまり最初に相手を無知と決めてかかってしまったアナタは既に議論をふっかける権利さえ無いということなんですよ。解ります?

そもそも残留農薬の話、つまり「濃度」の話をしていたわけなんですが、なんで「種類」の話に?
種類によっては濃度が高くても安全な農薬が存在するんですか?そんな話は初耳です。

>りょみpapaさん
ああ、なんかこういうことも久しぶりで懐かしいですねw
最初にそう思いました・・・(苦笑)
とりあえず相手はあまり事態を把握していないで脊髄反射的な行動と思われますのでどうかお手柔らかに・・・(更に苦笑)

>ぴかぴかぴかぴかぴかぴか
なんていうかもうね・・・(疲れたw)
まぁ、あんまり専門的なこと言って相手をフォビョらせないように頼むよ、ほんと。
随分と抑えているのはコメントからも伺えるんだが・・・・・w
ミジンコ| URL| 2009/07/06(Mon)23:49:51| 編集
そのツッコミは・・・w
>『石原知事提出法案の99、7%に賛成した民主党に、知事を批判する資格はない!』

このツッコミ、素晴らしいじゃないですかw
なんという正論・・・w
ミジンコ@実はまだ会社・・・| URL| 2009/07/06(Mon)23:53:05| 編集
ほぼ毎日
腹を壊す覚悟でコーヒー飲んでる私涙目なんだけども。
よく売ってるコーヒーだと私には酸味がありすぎるので、スタバに売ってた、酸味の少ないコーヒーがすきだった私、更に涙目なんだけども。
なんかヤサグレちゃったよ。もともとヤサグレてるけど。
yuki| | 2009/07/07(Tue)00:35:00| 編集
ついでに
一方的に書いてそのままドロンというお約束のおパターンが久しぶりに見られそうで、
懐かしさのあまり今夜は眠れそうにありません。ではおやすみなさい。(●UωU)..zzZZ
りょみpapa| URL| 2009/07/07(Tue)01:07:24| 編集
書き逃げされると・・・
ミジンコの怒りが倍増します。こちらとしては、今得ている情報だけでも、かんばせさんが余り書類などは書き慣れていない(理由を言うと違うHNにされたときに見分け難くなるのでまだ教えない!)いわゆるちょっと〇い人な気はしているので粘着されるのも面倒っちゃ面倒なんですが、かと言って書き逃げされるのだけは勘弁して欲しいものです。

>もともとヤサグレてるけど。
↑これ本日のベストアンサーにw

ではおやすみなさい。(●UωU)..zzZZ (サクっとパクリンチョ)
ミジンコ| URL| 2009/07/07(Tue)02:01:29| 編集
無題
先述の記事、再発見しました。
フェアトレードを厳格に実践するとこういう価格になるのか、暴利をむさぼっているのか私には検証できないし、買うこともできませんが・・・
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090630/101764/
ken_acr99| URL| 2009/07/08(Wed)10:53:15| 編集
↑リンク先の記事、拝読しました
kenさん、リンク先の記事、とても興味深い内容でした。有難うございます。
「サステナブル」という考え方はなかなか浸透しないものですが、それを実践しないと安全なコーヒーが飲めなくなってしまうという現実はコーヒーを飲む全ての人々が考えなくてはならない問題ですね。

川島氏の言葉はまさにプロフェッショナルです。

>「品質」に対して価格を払うシステムです。重要なのは、相場に翻弄されない
>価格設定を実現すると同時に、それに見合った品質を提供できるかどうかです。
>そうでなければ、「品質は良くないけれど、可哀想な人たちがつくったもの
>だから高く買ってあげなければ」という話になってしまう。それではチャリ
>ティーになってしまい、持続的な仕組みになりません。

コーヒー豆の品質を度外視したフェアトレードではなく、あくまでも豆の生産工程がサステナブルだから高く買うということならば、今後、バイヤー側の先進国でも浸透する可能性が高い考え方だと思います。
ミジンコ| URL| 2009/07/08(Wed)13:01:27| 編集
無題
私コーヒーが苦手でよかったと思った瞬間でした。
てことでスタバの無料のカードを友達にあげちゃった私・・・どうしよう。
メー@蘇生中のPCにて| | 2009/07/08(Wed)14:40:36| 編集
皮肉なことですが
コーヒー豆は「絶対安心安全な食品」と主張し、「リスクマネージメントとかリスクコミュニケーションとかご存知ありません?」とミジンコの立場を把握していないながらもほざいた・・・もとい仰った“かんばせ”さんが自身のコメントにいくつもの反論がついているのに放置しています。

この事が当人にとっては皮肉なことでしょうが、コーヒー豆が安全だと主張する者が信用ならないということの証明になっています。
ミジンコ| URL| 2009/07/08(Wed)14:47:35| 編集
僭越ながら、ちと異論あり
飲食業に従事していて思うのは「高くても安全なコーヒーを飲みたいってのが日本の消費者心理なんでは?」という点については、「安くて安全、かつ美味しいもの」を求めている、消費者としては普通の感覚であると同時に、我儘な消費者が多いように思います。
ukkey| | 2009/07/09(Thu)01:05:21| 編集
無知
我が侭というより、安いと旨いと安全はイコールで並ばないのを知らない消費者は多いですよね。
農薬を沢山使って手軽にやったら、危険度は上がって味は落ちる、やるほうはみせたく無いし、買うほうも見たくない。アレコレ隠したままでは論にすらならないのに。
ぴよ| | 2009/07/09(Thu)05:20:34| 編集
たしかに
かかった手間、つまりお金ですが、それに見合った価格を提示すると「高い!」となる消費者が圧倒的に多いのが現状とは思います。

ただ中国産表示がある野菜が安くても買わない消費者が増えているといった話も聞きます。「安かろう、悪かろう」とは言い切れないとはいえ、「安い=なぜ安いのか?と疑問を持ち警戒する」という消費者が増えているとは思うんですよね。
そういう消費者は高くても安全な可能性が高い商品を選んでいるのだと思います。

まぁ、実際のところ飲食業界の昨今の苦境ぶりを見るに、客側の余りにも現実無視な「物凄く安くて旨くて安全なものを!」という声を感じて広告を作る側としては悩ましいということはあります。つまり「これこれこうやったから、こんなに安くなりました!」と広告を打ったとしても、「それはまだ高いじゃん」といった反響が実際にあります。
ミジンコ| URL| 2009/07/09(Thu)07:06:01| 編集
どっちが先?
提供する側が価格競争でより安いものを作ってしまうから、消費者も「なんだ、まだ安くできるんじゃん」ってそっちに行ってしまう?

供給側にしてみれば「消費者が求めるからだ」ってことなんでしょうけど。

農薬にしても、形がまっすぐで虫食いの無いものを求めたのは誰だよ? って話になってしまいます。

農薬を使うと味が落ちるのか否か、ほんとうに体に悪いのか? 私にはわかりません。でも日本国内でも大規模集約的に農業をやって廉価な輸入品と伍していくためには農薬を使わざるを得ないのは事実です。無農薬でやろうと思えば江戸時代のように鎖国して日本人の9割以上が農民じゃないと無理でしょう。

本来、人間が生きるために必要不可欠な食料生産に市場原理が介入し、しかも為替レートのせいで労働や商品の価値の基準がめちゃくちゃになって児童労働とかそんな問題も発生してきます。

ごめんなさい、コーヒーの話からちと脱線。
ken_acr99| URL| 2009/07/09(Thu)08:57:46| 編集
無題
スタバのコーヒーは高いけどまずい。
以前はおいしかったけど、最近えらいまずくなった。
最近の味にがっかりして今はスタバに全く行っていない。
なのでこの残留農薬の話は尚更がっかりだったんだよね。雑な作り方してて味も落ちて、その上これかと。

消費者と提供する側のお話、結局どっちもどっちなのかもしれないですね。
それでも残留農薬の基準を超えた商品を提供するっていうのモラルに欠いた行為を消費者に責任転嫁するのは、ちょっとアレかと思いますけどね。
yuki| | 2009/07/11(Sat)15:44:28| 編集
責任として
さすがに消費者がすぐには判断できない要素、この記事で挙げている残留農薬量なんかまさにそうですが、そういうことまで「消費者の判断」に企業が委ねるという風潮は行き過ぎだとは思います。そりゃ自己責任ではなくて企業が責任放棄しているに過ぎませんから。

ごく基本的な企業のモラルの話になりますが「客が悪い」とする企業がどんな理屈をこねようが客に見放されますよね。
このコメント欄で「農薬云々言うやつほど 農薬無知なんですが」と書き込んだ方、自分がどれだけ無茶苦茶なことを言ったか気がついたらちゃんと反省してくださいね。

ミジンコとしてはどんなに客がダダをこねようともスマートに客の不満を解消できる企業にこそ先があると思っています。当たり前のことなんですけれど客に対してナニもトリッキーなことをしなくたってちゃんと営業利益は計上できますので。
この事はコーヒー豆も然りです。別に世の中にあるコーヒー豆の全てが日本で許可されている残留農薬の基準値を超えているわけではありません。ルールがあり、それに従っている企業とそうではない企業があるのならば、そのルールに従っていない企業がおかしいって結論以外は自分には到底受け入れられません。
ミジンコ| URL| 2009/07/12(Sun)23:56:49| 編集
無題
ひどいコメントして申し訳ないです 頭冷やしてきました。時間が掛ったのは仕様です。
2009年6月24日衆議院経済産業委員会での日本共産党の吉井英勝の「残留基準違反のコーヒー豆を焙煎して輸入している」
JAS法では加工食品の残留基準は一律0.01ppmと定められており検疫所検査で基準値を超えていないので言いがかり(*)です。
消費者の食卓に届く時点で無害化(不活性化)していれば リスクコントロールされていると思うのですが どうなんでしょう

経緯はざっとこんな感じ
・平成20年5月9日 エチオピア産生鮮コーヒー豆の検疫所検査でγ-BHC(0.004ppm)、クロルデン、ヘプタクロルの基準値を超える検出
・平成20年6月エチオピア産生鮮コーヒー豆の命令検査 エチオピアが対応せず商社が生鮮コーヒー豆輸入停止 
γ-BHC(0.003-0.231ppm)、クロルデン(0.02-0.03ppm)、ヘプタクロル(0.04-0.14ppm)
で残留基準違反の毒性ですがγ-BHCのADI(一日摂取許容量)は焙煎せずコーヒー豆を生食したとして体重60kgの成人が1日あたり1.3kgを生涯食べ続けても摂取許容量は超えない程度のものです。クロルデンは1日あたり生食1kg。ヘプタクルは1日あたり生食43gです。
これは”生鮮コーヒー豆”を生食した場合で 通常は焙煎されるので成分が熱分解され無害化します。

○残留基準値ですが ADI(一日摂取許容量)やLD50(50% Lethal Dose)をもとに決められているわけではなく その作物に適用(**)が無い場合一律基準0.01ppmに 適用がある場合γ-BHCなどは米0.1ppm、白菜1ppm、ピーマン2ppm クロルデンには米、人参0.02ppm ヘプタクロルはアーモンド10ppmです。

(ソースは煩雑になるので割愛しますが 要望があれば提示します。)

中国産餃子は あれは食品テロなので 別の対応が必要だと思います。


(*)吉井英勝は常日頃エチオピア産のモカを愛飲しているので手に入りにくくなって問いただしたという事らしいですが 確認はしてません。
(**)新しい農薬の登録、適用は動物実験や人体、環境への影響試験があり通常3年と5億円前後の経費が掛り、3年ごとに登録の更新があり登録時と同様の試験が必要です。
かんばせ| | 2009/07/13(Mon)15:40:50| 編集
>かんばせさん
ご丁寧にコメントを頂いてはいるので本当は穏当に済ませたいところですが、相変わらず私が記事で述べていることについてとの論点とあなたのコメントではズレを感じます。
こちらとしてはこの点についてはいくら数字を出してご説明いただいても「では安全ですね」と申し上げるわけにはいきません。

>JAS法では加工食品の残留基準は一律0.01ppmと定められており検疫所検査で基準値を超えていないので言いがかり(*)です。

あなたは吉井議員の主張を理解していない。言いがかりでは無いですよ。
吉井議員は日本を通過する前は“本来は日本の基準をパスできないはず”の生豆が「焙煎」されて「加工食品」になると輸入されている点を指摘しています。

>消費者の食卓に届く時点で無害化(不活性化)していれば リスクコントロールされていると思うのですが どうなんでしょう

どうもあなたとは平行線な気がしてなりません。平行線が悪いという意味ではありません。「どうなんでしょう」と言われても私はそれは「リスクコントロール」になっていない旨を既に述べているはずなのですがどうにも通じていないと言いますか、そもそも素直な気持ちを言えば、こうやって返事がとても遅かった件についても「自分の仕様」としてしまう方と「リスクコントロール」について議論するのは私の「リスクコントロール」が担保されておりません。

これはあなたが正しい・私が正しいと議論するよりは、訪問者の方々が事実としてある「生(ナマ)の野菜(豆)のときは残留農薬で日本の基準値を超えているが、焙煎後の加工食品になった後には一律基準0.01ppmをパスしている」←これを各自どう捉えるのか?ということなんでしょう。

さて、挙げていただいた経緯ですが、これは(業者間では)とても有名な話ですよね?

>・平成20年5月9日 エチオピア産生鮮コーヒー豆の検疫所検査でγ-BHC(0.004ppm)、クロルデン、ヘプタクロルの基準値を超える検出
>・平成20年6月エチオピア産生鮮コーヒー豆の命令検査 エチオピアが対応せず商社が生鮮コーヒー豆輸入停止

このエチオピア豆にリスクが大きいという話は一斉に広まりました。
それでもエチオピア豆を輸入し続け米国で焙煎しているのがスターバックスですよね?
ここが吉井議員も私も懸念しているところで、ここのコメント欄をご覧いただいてもお解りのように不安視されている点です。

>これは”生鮮コーヒー豆”を生食した場合で 通常は焙煎されるので成分が熱分解され無害化します。

熱分解は当然「焼却処理ではない熱による分解処理」を指していますよね?
農薬の活性成分が熱によって分解もしくは劣化するという意味で言っているのだとしたら、本当にそれで「無害化」と簡単に論じるべきでは無いと存じます。「焙煎」にそのように完璧な熱処理効果があるとは驚きなのです。残留農薬の多かった(過去形)蒸し野菜って安全ってことになりますね。これからは野菜は「蒸す」ことにします。ビタミンが飛んじゃいますが・・・。

頭を冷やしてきたという方に厳しく当たるのも気が進みませんでしたが、どうにも、かんばせさんの言われている「安全」と私が考える「安全」に開きがあるようです。

私(言っていませんでしたが私は国内複数企業の経営者であり米国上場・未上場企業企業複数社のストラテジック・インベスター、要は経営に参加する大株主です)が考える「リスクマネージメント」は、「エチオピア産のコーヒー豆」の一連の騒動があったときに、米国で焙煎すれば日本にも輸出できるんだからOKではありません。そこは生豆の状態で基準値を超えないようにする努力(コスト)を受け入れるか、もしくは輸入先をエチオピア産よりも高値であろうが変更することだと考えます。

かんばせさんに挙げていただいたデータをスターバックスが挙げて「絶対に安全です!」と主張する権利はあるわけです。対して消費者は「焙煎前は基準値を超えているじゃないか!」と主張できます。これを消費者が悪い、もしくは無知とするのは余りにも乱暴だと感じた上での記事のUPです。
ミジンコ| URL| 2009/07/13(Mon)18:12:52| 編集
はじめまして
珈琲好きでほぼ毎日スタバの「本日のコーヒー」を飲んでますが…。
twitter経由でこの記事へ辿り着き、拝読して愕然としてます。
勉強になりました。ありがとうございます。
DeadRyder| | 2010/04/14(Wed)20:46:50| 編集
↑どうもはじめまして
最近、やけにこの記事へのアクセスが多いのですが、おそらくそのツイッターの影響があるんですね。

消費者は情報を得てそしてなにを消費するかを決める権利は当然あるわけです。記事で取り上げている吉井議員の懸念は私はもっともなことだと感じています。各国の法律を守っているのだから問題はないとする企業側に対して、消費者は「はい、そうですね、安全ですね」と簡単に納得“しない”そういう姿勢も当然あって然るべきです。

このコメント欄中にもいくつか議論が起きていますが、情報を得てそして次の行動(消費する・しない)を選択する権利は消費者側にあるということを企業は忘れるべきじゃありません。
ミジンコ| URL| 2010/04/14(Wed)21:03:44| 編集
ご意見に大賛成!!
初めまして、和歌山で珈琲製造販売の仕事を始めた川島英治です。珈琲の仕事を始めたきっかけは、輸入した生豆を洗ってみました。すると、どうでしょう。驚きました。ひどい汚れです。これはほおっておけないと思ったからです。珈琲には、いろんな素晴らしい健康効果が認められています。しかし、汚れたままで生豆を焙煎すると何もかも包みこんでしまいます。私共の珈琲豆は、輸入した生豆を洗って、熟成させるという付加価値をつけて誕生しました。この珈琲を世の中の人に伝えることで、医療費削減に役立てばという大きな夢を持ち、家族で頑張っています。尚、この方法は製法特許取得済みです。
ユメージング| | 2013/07/09(Tue)11:16:53| 編集
↑川島さん、
大変興味お話を有難うございます。私は通とは自称できない程度ですが、それでもコーヒーが大好きでおそらく日本人の平均以上の量のコーヒーを愛飲しております。だからこそコーヒー豆の安全性はとても気にかかることです。それとコーヒーによって健康維持が叶っているとも考えています。

輸入後の豆を更に洗ってから焙煎するという手法はとても興味深いです。実際にコーヒー原産国で使用される農薬はお世辞にも低濃度とは言えませんから輸入国が施すべき「より安全」な処理は必要だと考えます。そういう意味で川島さんの取り組みを支持します。

是非、日本の消費者のためにも安全なコーヒー販売への取り組みを頑張ってください。
ミジンコ| URL| 2013/07/09(Tue)19:35:13| 編集
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