いちいち韓国でのニュースに驚いていてはキリがないとはいえ、これには驚いた。なんと韓国パク・クネ大統領の支持率が急上昇したというのだ。元々低い支持率だったので上がる余地が大きかったとはいえ、まさかの反騰となっている。しかもそれはあのリッパート米大使への襲撃に伴うリッパート効果だと言うのだ。大統領もどうかしているが、韓国人の支持率の基準って一体どうなっているんだ!?
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朴大統領の支持率37%に反騰…海外訪問・リッパート効果で(Yahoo!ニュース 中央日報日本語版)
いったいパク・クネ大統領が米大使襲撃事件でどんな功績を上げたというのか?自己保身を優先する余りに韓国での反米感情の高まりの鎮静化にまったく着手しないまま、今回の事件が起きた後もリッパート大使にあさっての方向のお見舞い電話。帰国後、空港からすぐに大使が入院する病院に直行。リッパート大使は安静にしていられないだろうに。
その大統領の痛いお見舞いはまだしも、韓国国民の流されやすさは隣国として恐怖だ。冷静に「なんで反米感情が高まったのか?」を考えれば、パク・クネ政権が延々とジャパン・ディスカウントに邁進し、遂には米国務次官が遠回しに苦言を呈する事態となったことにより、まるで逆ギレのごとく反米デモが過熱したのだ。その反米感情の高まりがあの大使襲撃を実行した狂人の背中を押したことは明白だ。つまり、元々はパク・クネ政権が数々の失政の目くらましとしてやっていたジャパン・ディスカウント活動にまんまと乗せられてしまった韓国国民が安直に「アメリカが日本の味方をした!」と幼稚なことを言い出したが故に反米デモを過激化させ、遂には大使へのテロを起こす輩まで出た始末だ。恐るべき不平等社会と常にデフォルトすれすれの経済について、韓国国民が怒りの矛先を向けるべきは愚策ばかりの韓国政府であるはずなのに、大統領府にいいように操られて常に怒りの対象が外国政府や外国人となっている。韓国人たちは自国の政府に踊らされ過ぎだ。しかもその踊りがアホ踊りにしか見えない。
今、もっとも心配なことは韓国駐在の各国大使の安全だ。特に日本大使が一番危険な立場にいる。韓国では大使が襲撃されても、警備体制も政府の方針についての反省も見られない。そして支持率の上昇だ。なにがリッパート効果だ、ふざけるな!大使は顔を80針も縫っているのだ。そんなことが起きる原因と作ったパク・クネ大統領も韓国国民も少しは大使に悪いとは思わないものだろうか?大使館付近でドンチャン騒ぎをしている場合じゃない。こんな国内状況を作っている大統領の支持率なんて上昇させている場合でもない。
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