脳は大丈夫だろうか?何かしらの政治主張をするにしてもその表現方法にはある一定の節度が求められるはずだ。国政の中枢である国会の目前での大音響による大騒ぎがまともな社会人が取るべき手法とは思えない。ましてやこの茂木氏のような騒音でしかない異様な叫びはどうかと思う。茂木氏は自宅前でこの熱唱(?)をしている者がいたら警察に通報しないで「表現の自由」とでも言うのだろうか?
モノには限度があるということだ。どんな主張をするにしても、どんなデモをするにしても、それらは社会の一員として「自重するべきところは自重する」ことが先に来るべきことであり、目的の為には手段を選ばずといった行動は決して許されない。
茂木氏は歌う前に「清志郎さん、見てますか!」と呼んでいる。茂木氏の歌は、故忌野清志郎さんが率いたロックバンド「ザ・タイマーズ」がテレビの生放送で歌って物議をかもした「FM東京の歌」の替え歌だったからだ。これには故人である忌野清志郎さんも迷惑だろうし、忌野清志郎さんのファンの方々にも失礼なことだ。ミュージシャンが亡くなった後に、その方の大切な楽曲を勝手に替え歌にされ、それが政治主張に利用されるなんてことは言語道断だ。
また、この替え歌の歌詞が非常に低俗だ。「安保法案、腐った法律~/安保法案、駄目な法案~/なんでもかんでも強行裁決さ~」 といった部分があるが、日本の法律は腐ってはいない。駄目な法案だとか強行採決といった言葉もそれは茂木氏の主観でしかなく事実無根だ。「アメリカの言いなり~」という部分に関してはもう触れることも恥ずかしい部分だ。安保法案がアメリカの言いなりなのかどうかはほんの少し国際情勢、今のアメリカの戦争による疲弊、そして中国の脅威に対して日米安保がいかに抑止力になっているのかを考えれば流石に言えない台詞だ。是非とも茂木氏が大好きなアメリカのTEDというスピーチ大会にて日本がアメリカの言いなりであると考えていると叫んでもらいたいものだ。大ブーイングどころでは済まないことだろう。
過去の犯罪とはいえ、4年間も巨額の脱税をしていた人物が「腐った法律」という言葉を叫ぶ姿にはどうしても納得できないものがある。脱税の件と安保法案は別件とはいえ、法律についてそれを「腐っている」と叫んだり法案を「駄目」と断罪することが法を継続的に犯していた人物、しかも4年ともなればその人物が故意であったことは明白であり、そういった脱法主義だった人物が法をこうやって軽んじて歌う姿には憤りを覚える。比較するのも馬鹿馬鹿しいが当ブログの管理人ミジンコは納税に関しては抜け道やら節税などを一貫して取らない人生を歩んでいる。まさに税理士も会計監査法人もポカーンとしてしまう状況を生み出しているのだが彼等も「慣れた」らしい。弟子のわらびや馴染みの飲食店店主たちに聞いてみれば明らかなのだがミジンコは飲食費を経理で落としたことがないのだ。新卒社員時代からそれも一貫している。親族に政治家やら官僚やら国選弁護を志願してやっている法律家などがいる身で「脱税」なんて恥ずかしくてできないと子供の頃から今に至るまで思っている。いかに国庫を豊かにして社会保障でチャンスに恵まれていない若者が這い上がれるようにするのか、脱税よりも納税は有意義なのだ。もう罪を償ったとはいえ、茂木氏にはもっと自重した法律に対する考え方を有していただきたいと切に願う次第である。前科があるというのに法律に対してこんなふざけた歌詞は一線を越えている。
とにもかくにもこの茂木氏の様子。まともな人のそれではない。さすがに変なクスリなどはやってはいないだろうが、かといって歌っている様子からして正常とは到底思えないのだ。健康状態、特に脳や神経のほうは大丈夫だろうか?脳科学などといったエセ科学ではなくて本物の治療が必要なのではないだろうか?いやー心配だ・・・・というほどではない。
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