【シドニー時事】オーストラリア北西部ブルームの市議会は24日までに、和歌山県太地町との姉妹都市関係停止を全会一致で議決した。同町で隠し撮りされたイルカ漁のドキュメンタリー映画が米国や豪州で上映され、同市に対して国内外の保護活動家などからの圧力が高まっていた。
同市は「イルカを殺す限り、姉妹都市関係を続けられない」としている。同市に対しては、太地町との姉妹都市関係に抗議する電子メールが先週には1日約5000通も殺到。反日的な雰囲気が強まることへの懸念も広がっている。
ソース元:
時事通信
姉妹都市を停止?
解消でいいんじゃない?
つまり、「イルカを食べる日本人は大嫌い!でもオーストラリア観光には来て沢山お金を落としていけ!」ってことだろうか?
まったくなんなんだよ、停止って・・・。ブルーム市が「姉妹都市関係を続けられない」と一方的に言ってきているのに「解消」ではなく「停止」って(苦笑)
ブルーム市議会ってアホしかいないんじゃないだろうか?
和歌山県太地町にしてみれば、こんな異常な議決を行う市議会のある市と縁が切れる絶好の機会なんだから、「停止」ではなくて「姉妹都市解消」の方が今後のトラブルを避けるためにも良いかと。
オーストラリアにおいでよ!ってな広告をそこかしこで見かけるのだが、オーストラリアって本当に日本人を馬鹿にしてんのかって思う反面、実は単純にオーストラリアという国自体がまだ未成熟なのではないかと思うときも。
なんというか、その・・・単純に「オーストラリア人の感情を優先しろ!日本人の感情なんて知ったことか!」という論調がオーストラリアでは主流なんだと実感。
そういう論調を「いや、それはおかしい!」「それは差別主義に基づいている!」と異論を唱える人が日本だけではなくオーストラリア国内で増加したとき(今も僅かではあるがオーストラリア人たちが、この風潮に異を唱えている)が議論のできる成熟した社会だ。
まぁ、世界の主導的立場にいるアメリカでさえ、イラク戦争に反対したフランスにムカついて「フレンチフライ」を「フリーダムフライ」と改名したドアホウたちもいたくらいなんで、どこの国にも恥ずかしい大人ってのはいるってことなのだろう。
オーストラリアの場合は、ブルーム市議会だけがこういう痛い大人の集まりってわけでもなさそうで、国を挙げての反日運動なので始末が悪いが・・・・・。
それでも日本人の観光客は来て欲しいってなオーストラリア。俺は行かないけどさ。
ところで、日本のオーストアリアの市と姉妹提携している市区町村が「カンガルーを殺す野蛮人なんかと姉妹都市ではいられない!」という議決をした場合、オーストラリアのその市はどういう態度に出るのだろうか?
捕鯨の議論でもそうなのだが、「牛はOK!知能の高いクジラはダメ!」と同じような議論になるのだろうか?
もうここまでオーストラリア全体がとにかく日本叩きに終始しちゃうと、議論をする余地が無くなってしまうのは残念だ。
ミジンコにとっては「イルカ(クジラ)はダメだけど、カンガルー(牛)は殺してもOK!」の理屈はどうしても整合性に欠けるんだけどなぁ~。
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