ユーラシア・グループというニューヨークに拠点を構える政治コンサルティング会社がありましてな。グローバルな観点からリスク分析をするコンサルの老舗として、その分析はかなり信頼されている調査・分析集団なんですな。
そのリスク分析のエキスパートたちが
Top Risks of 2010(Eurasia Group)という世界が抱えるリスクのワースト10を発表。
そのワースト5位が日本政府、分析では鳩山政権の脆弱性や小沢一郎が権力を持っている点などを 指摘。
官界と産業界の影響力を奪う政策は結果的には世界の大きなリスクとなるとの分析。ミジンコもこれには同意。日本がGDP世界第2位に成長した根源を断つことは日本だけではなく世界にとっての大きなリスク。2008年夏から秋にかけて世界恐慌を食い止めるために麻生・中川コンビがリードした世界の金融市場への指導力がもはや日本は発揮できるとは思えない。2番底が来たら、それこそ世界中から阿鼻叫喚は必至。鳩山・菅・亀井トリオでは絶望的だ。
日本もここまで世界のリスクと見られる日が来たか・・・。ここから頑張るのには相当の覚悟が必要となる。ミジンコとしては別に諦める気もないが、大規模テロの予感もする上に、この金融の混乱では経営者としての冷静な判断としては今はあまり動くときではないなんだよなぁ~・・・嗚呼、馬鹿政権が恨めしい。ミジンコなんてそれでも仕事がある身なんでまだマシなわけで、失業者たちの怒りはいまいち伝わってこない日本に若干呆気に取られている部分もある。ミジンコなら、馬鹿な政策の影響大で自分の会社が潰れたら、そんな政府を絶対に許さない。ましてやその政府の首相が巨額脱税、裏の支配者も犯罪者として起訴される可能性が高くなってきたわけで、そりゃ分析のプロからしてみればこんな爆弾みたいな政府が世界第2位の経済大国ってのはリスクと見るのは当然か。
1位の米中関係。2位のイランなどは世界のリスクとして考えれば妥当な感じがするが、日本がここまで不安定だと判断されてしまったことには言いたいこともある。ともかくそういう分析をあのユーラシア・グループにされてしまったことは残念でならない。
それにしても地球の気象の変化(←本当に変化しているか否かはまだ解らないが・・・)が6位で鳩山政権が5位なのだ。鳩山首相が力説する国民&産業界殺しの25%(ほんとは33%以上)の温室効果ガス削減案がもはや冗談みたいなもんだ。ワースト6位のリスクをなんとかしようと声高に叫んでいる政府の存在がワースト5位なのだ。おまえらがいなくなったほうが世界のリスクが減るって言われているようなものだ。
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