「宇宙人と称せられている首相だから、地球人と若干、同じ言葉でもニュアンスが違ったりする」
これは日本の副総理にして財務大臣でもある菅直人の発言。
「宇宙人はニュアンス違う」=首相の失言擁護-菅副総理(時事ドットコム)
鳩山首相への皮肉で言ったのか、国民への冗談で言ったのか、どちらにしろ国民の神経を逆撫でする表現だ。
宇宙人だと無責任であっても問題がないわけもなく、宇宙人だからといって日本を滅茶苦茶にしても良いってわけでもないだろうに。
パーソナリティーが宇宙人っぽい、即ち常識が無い首相だから、検察への介入を示唆する発言をしてもドンマイってことか?
鳩山首相は後に撤回したとはいえ、
「逮捕された民主党の石川知裕衆院議員の不起訴を望む」と言ったのだ。先の「どうぞ戦ってください」と同じく、首相としてやってはならない検察への圧力だ。しかも鳩山首相は「戦ってください」の方は今もって撤回していない。政府が検察と戦うことを支持する国ニッポンが誕生してしまった。
副総理である菅直人は、宇宙人だの地球人だのと首相を表現することは控えるべきだ。こんなふざけた言いまわしでは事の本質がぼやけてしまう。
首相が大問題発言をしたのだ。宇宙人だなんだと言うべきときとそうではないときがある。副総理なのにそんなTPOを察することができないとは情けない。
大体、鳩山首相が宇宙人と言われている所以は、国民の利益よりも万物の利益を優先するその性格と言うよりは、ただ単純に顔が宇宙人っぽいことが大きいのではないだろうか?
菅直人は副総理という立場をわきまえて、そんな「どーでもいい首相のあだ名」を持ちだして首相の問題発言を煙に巻くべきじゃない。
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