昨夏の衆院選で当選した国会議員の個人資産が8日公開され、
小沢一郎民主党幹事長が預貯金などの金融資産を「なし」と資産等報告書に記載していたことが分かった。
1993年に始まった資産公開は衆院で7回目。小沢氏は、資金管理団体「陸山会」をめぐる事件で多額の預金や現金資産の一端を明らかにしながら、過去の報告書は「なし」としており、改めて公開制度のあり方が問われそうだ。
(中略)
しかし、過去の資産等報告書には預貯金、金銭信託ともに「なし」。資産が増えた場合の資産補充等報告書は過去3回提出されたが、いずれも「該当なし」。
制度開始後の約16年間、小沢氏の金融資産は表に出なかった。
衆院事務局によると、たんす預金は対象外だが、家族名義でも実質議員本人のものは公開対象。
小沢氏の説明や報告書通りであれば、資金を公表義務のない当座預金や普通預金で保有していたことになり、これ以外なら虚偽報告に当たる可能性も出てくる。
小沢氏事務所には文書で回答を求めたが、8日までに回答はなかった。
ソース元:
Yahoo!ニュース 時事通信
もうミジンコが批判するまでもなく、こういう事実があるってことに尽きる。
小沢一郎の疑惑についてはミジンコも色々と思うところがあった。人間ってのは結局はズル賢くやった方が資産が増えるといった考えが蔓延するのは耐えがたい苦痛だ。
ミジンコがまだ子供の頃にロッキード事件で大騒ぎだった。あの時の記憶を鮮明に覚えているわけではないが、事件の概要が散々テレビで流されていて、とにかく衝撃だったのは「大人は嘘をつく」ということを実感したこと。
実際にはそれまでにも大人に嘘をつかれていたのかもしれないがそれに気がついたこともなかったミジンコは、政治家が嘘をついて有罪になるという現実にかなり驚いたことは覚えている。ミジンコと同世代くらいの方々は田中角栄の有罪判決にそういう衝撃を受けませんでしたかね?
犯罪の質がどうのとか、田中角栄と検察の攻防とか、そういう難しいことは解っていなかった子供だったが、とにかく田中角栄が「やっていない!」ということが日々伝えられる報道でどんどん崩壊していくことを知り、元総理大臣でも嘘をつくんだと驚いていた自分はまだ青かったなぁと。子供なんで青くて当然だが。
今回浮上した小沢一郎の預貯金なしとしていたこと。
小沢一郎への怒り云々よりも、先ずは今の子供たちってこういうニュースを知ったときにどう感じるんだろうなぁと不安になった。
なにしろミジンコは何度となくブログで述べているが「やったもん勝ちな世の中」が大嫌いなので。
やったもん勝ちなんて無い。絶対に無い。正攻法で生きてそれでも成功するからこそ痛快なんだ。インチキ臭い生き方を賢い生き方だと誤解している馬鹿はそれが解っていない。
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