先に2点、至極当たり前のことを述べる。余りにも当たり前過ぎて、このブログを何年も訪問されている方々には「解り切っていること過ぎる」ので読んでいただくのが気の毒なほどの常識の話。
1つ目。
ミジンコもいくつも務めているけれど、組織の代表、取締役といった会社の運営全てに責任を負うべき役職でいることはラクなことじゃない。組織が大きくなればなるほど、その全体を把握することは難しくなる上に負うべき責任は重くなる。「知らなかった」では済まないのだ。組織でなにかしらの不祥事が発生したときに「知らなかった」と言うこと自体が責任放棄となる。「知らなかった」こと即ち「把握していなかった」ことが責任を不履行していたこととなり大問題なのだから。
2つ目。
ツイッターは「馬鹿発見器」であると前々から述べている。一言一言に類い稀なセンスを窺わせるアタマが良い人を見分けるツールともなっているが、反面、「なにをつぶやいても馬鹿丸出し」な人々の自己紹介ツールとなっている面もある。馬鹿はツイッターをやるべきではないのだが馬鹿故にツイッターを延々と使い続けてしまうのだから皮肉なものだ。
「言い訳」をツイッターで発信することの愚かしさといったら無い。やましいことがある人間ほど饒舌になるものだ。言えば言うほど自己の嘘、矛盾、犯罪が露呈するというのに、それでも延々とツイッターで誰にも通じていない言い訳に終始する者がいる。
嘘つきが延々とその自分の嘘がバレたときにギャーギャーと喚いたところで周囲の人々は冷めていくばかりだ。
アグネス・チャンの一連の霊感商法を思わせる商売については、大槻教授の科学者としては至極真っ当な指摘により随分と話題になってきた。(参考記事:
アグネス・チャンのパワーストーン 薬事法抵触で表現を削除へ Yahoo!ニュース J-CASTニュース)
アグネス・チャンの動向については日本ユニセフ協会での活動と相まって最近はだいぶその真実が伝えられている感がある。ちなみにこのブログに於いて移転後に最も注目を集めたらしい記事は
「ソマリランド」という記事。移転後ということもあるが、「アフリカの問題」や「ホワイトバンド」や「民主党批判」や「シーシェパードの蛮行」についての記事ではなく、このアグネス・チャンの(ソマリアではなく)ソマリランド視察の件についての注目度が最も高かったようだ。それだけアグネス・チャンの言動に違和感を覚えている日本人が増えているのだろう。
さて、アグネス・チャンのツイッターでの発言。言い訳もここまで見苦しいと発言者に恐怖さえ感じる。人はここまでシレっと嘘がつけるものなのかと驚いたからだ。
agneschanのツイート:
事務所の方から報告受けて、ビックリしました。私の楽天の買い物サイトChan'sの商品が霊感商法と薬事法抵触の疑いがあると大槻先生に指摘され、ニュースに取り上げられたそうです。霊感商法は大嫌いです。絶対にやりたくないです。薬事法抵触の事も全く知らなかった。(続く)アグネス
呆れた言い訳だ。霊感商法は大嫌いだし絶対にやりたくないのだが自分の事務所が運営する楽天ショップでは霊感商法と薬事法にも抵触する疑いのある商売を営んでいたということか。薬事法についても言い訳が苦し過ぎるだろうに。いくらなんでもパワーストーンなる石っころや食用には適さないとされる霊芝のエキスが健康改善に効果があるなんて謳い文句で販売して良いなんて思っていたとは信じ難い。
霊芝エキスに関しては、(ただの自作自演かもしれないが)販売サイトに
使用者の声として「ガンへの効能」についてまで語られている酷い有り様だ。ガンを克服したい一心で藁にもすがる思いでこういう医学的にはなんの根拠もないクスリ(?)でも摂取してしまう人々もいるだろうに。そんな苦しんでいる人々が霊芝を飲んでいるからといって効果のある治療を排除してしまい結果ガンが再発、進行してしまった場合は悲劇だ。そういう責任をアグネス・チャンはどう捉えるのか?「知らなかった」で済む問題ではない。
agneschanのツイート:
でも、教えてくれた大槻先生やその関係者に感謝。今後、こんな誤解を招く事がないように、私も、スタッフも気をつけます。本当にビックリした。ショックでしたね。アグネス
「ビックリした」「ショックでした」と言い張るアグネス・チャン。
あくまでも自分も被害者かのような言い分だ。
では、アグネス・チャンは、既にリツイートなどでネットに拡散されている情報についてはどう説明するのだろう?
全て事実無根とでも言わない限り、ビックリしたこともショックを受けたことの説明にはならない。
アグネス・チャンのツイートを受けて他のユーザーたちによってツイッターで拡散されている内容:
- 薬事法などに抵触する疑いのある「五色霊芝」の開発者はアグネス・チャンの実姉
- パワーストーンは、アグネス・チャン本人がデザインしている
- 「五色霊芝」の販売会社ビー・グリーンの住所、楽天ショップCHAN'Sの所在地とアグネス・チャンの個人事務所の所在地が同じ
- アグネス・チャンの事務所の社長ならびにCHAN'Sの責任者はアグネス・チャンの夫
アグネス・チャンはいったいなにを知らなかったと言うつもりなのだろうか?言うまでもないが犯罪を犯した場合「知らなかった」では済まない。
このアグネス・チャンの一連の行動に対して日本ユニセフ協会がどう動くのか気になる。常識が通じる組織なばら大使は解任となるのであろうが、さてどうなることやら。
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