ソフトウェアやネットサービスのベンチャー企業は設立当初は一軒家を借りてそこをオフィスとして使う場合がある。冷蔵庫に食糧を満タンにしてこうやって余暇には居間、もといオフィスでゲームを楽しむなんてことも自由だ。ペットも必須だ。高度な技術を有した者たちには気分転換をする機会を与えた方が結果的に良い仕事をするという考えはシリコンバレーなどでは広く深く浸透している。あのfacebookもシリコンバレー移転当初はこんな感じだった。この仕事中に遊んでいるかに見えるスタッフたちのいずれも物凄く仕事のできる男たちなのだ。控えめに言っても天才もいる。その天才が天才らしく結果を出すためには職場環境も大切な要素だ。どこどこ大学の主席だとか、一人でホニャララというソフトを開発したなんて人材が佃煮にするほど多い。あそこにも天才、ここにも天才で別に天才が珍しくもない。しかも海外からもそういう人材がやってくる。これがアメリカの強みだろう。ちゃんとその人材が能力を発揮できる環境を整えたことがアメリカ、特にシリコンバレーが大きく発展した理由だ。
日本もこういう職場環境が以前よりも増えているとはいえまだまだ一般的ではない。リラックスできる環境の方が良い仕事をするということは日本人もアメリカ人も共通のものだと思う。もうちょっとこういう環境が日本でも認められればいいのになぁとは常々感じている。日本もこの職場環境モデルを整えて優秀な日本人の流失を抑えて、更に海外から優秀な人材を獲得して結果として日本企業を強くしてしまえばいいのだ。今後の日本は景気も上昇して、輸出産業も元気を取り戻すことだろう。こういう職場環境を整える余裕も出てくる企業も増えるはずであり是非とも取り組んでいただきたいことだ。日本発の凄いソフトウェアが生み出されるかもよ?
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