ミジンコラム | 画像をちょっとだけ斬る! | ニュースをちょっとだけ斬る! | ハケンジャーたちよ、聞け! |
大嘘だ。中国海軍の大佐が本気でこんな主張をしているとしたら中国軍は既に着火されたダイナマイトだ。火器管制レーダーを索敵に使うことは絶対に有り得ない。レーダーが相手に当たった瞬間に交戦開始となる。相手が自衛隊だからこそそうならなかったが他の国の軍隊に火器管制レーダーを照射した時点でどんな言い訳も通じない。レーダー照射をされた側は回避行動と同時にレーダー照射元の迎撃を試みる。こんなことは軍事の常識だ。
もう何度も述べているが何度でも言おう。火器管制システムによるレーダー照射は攻撃だ。威嚇などと判断する軍隊は無い。レーダー照射をされた側が反撃してもそれは当然の権利だというのは古今東西の軍隊の共通認識だ。中国だけが別のルールを信じたいようだがそれは考えが甘い。レーダー照射された側は防衛のために迎撃する権利がある。当たり前の話だ。日本の自衛隊だけは専守防衛の超拡大解釈で攻撃されてもなお我慢するような世界史でも稀な攻撃しない軍事力であるが、他のどの国を見てみても自国の艦船や航空機がロックオンされて撃沈・撃墜されるくらいならば先にその撃とうとしている敵を攻撃する。
こんな軍事の常識を中国軍では大佐すらも知らないふりをしている。卑怯なんてもんじゃない!この大佐をビルの屋上から吊り下げてロープをノコギリでギコギコとひいてもロープが切れるまでは「攻撃ではないのだから我慢しろ!」と言ってみたいものだ。眉間に安全装置を解除した拳銃を押し当てて引き金に指を添えた状態でも「まだ撃っていないのだから攻撃ではない!大袈裟に捉えるな!」と言ってみたい。
レーダー照射とはそれ即ち死刑宣告のようなものなのだ。皆さんもご存知のようにミジンコもレーダー照射の恐怖に耐えながらも対策を講じている。そう何度かブログで触れているジャマーやフレアといったロックオン後に追いかけてくるミサイルをかわすための装置だ。これが完璧に役立つかといえばそうでもないらしい。あくまでも上手くいくときもあるが通じないときもある程度。つまり場合によっては気休めにしかならない。それでもロックオンしてきたミサイルはほぼ確実に当たるのでなにもしないよりかはマシということなのだ。しかもどう考えても攻撃する側のミサイルの数の方がフレアやチャフといった目標をそらせるためのダミーよりも多いはずだ。何度も撃たれたら先ず助からない。自衛隊の艦船やヘリはそういう恐怖に何度も晒されているということだ。そんなことをしでかしている中国軍の大佐が開き直って日本を非難だと?ふざけるな!