先日、友人でもある海外でも活躍しているウェブザザイナーが講師として無償でワークショップ(勉強会)を開いてくれるというのでミジンコも生徒として参加。講師は「あんたがそこにいるとプレッシャーがハンパないんですけど!!!」と俺様に文句をブーブー垂れていたが無料(タダ)で技術を盗んでやろうという俺様は動じなかった。無料(タダ)大好き!座席はガッツリと前列センターポジション、AKB48でいうと・・・・・いうと・・・・・今、誰がセンターなのかわかんねぇ・・・・・。
そのワークショップ会場を見ると、う~~~~む、なんだか平均年齢が高い。告知してから開催までに3ヶ月はあったので周知はされていたと思うのだけれど、平均年齢は40歳前後だろうか?20代の参加者なんて数えるほどしかいなかった。参加者の多くは今活躍しているウェブデザイナーが多く、会場はなかなかに高度な技術の情報交換の場となっていた。ミジンコにとってはちょっと技術的に苦労している点などを質問できて有意義な時間だった。
別の日にパティシエたちの尊敬を集めるフランス人パティシエの実演披露に立ち会った。そのスイーツ自体のデザインはミジンコがやって実際のレシピ作りはそのフランス人パティシエが行ったコラボ作品。日本の大手製菓会社の社員たち、即ち、日本の菓子職人たちやそれをマーケティングする宣伝マンたちが多数参加。多数参加ではあるものの、参加者の年齢が高いことが気になった。職人的には管理職以上のベテランたちや部課長クラスの営業マンたちの割合が高く、若手社員の姿はまばら。自由参加であり、他の予定が入っている社員たちは仕方ないにしても、「無関心」だとか「面倒臭い」が理由で参加しなかった者がまったくいないとは思えない状況だった。
その会社の取締役がその高齢化な会場の様子を見てひきつり笑い。フランス人パティシエとミジンコに動揺を隠せていないほどだった。ミジンコが菓子職人ならばお金を払ってもそのフランス人パティシエの実技を見る。もちろん、その場でも撮影したが実際に生で見た方が良いに決まっている。そのフランス人パティシエと同じことをフランスでやったときには10代からの若手職人たちで会場がギュウギュウ詰めだった。
ウェブデザイナーも菓子職人も若手の台頭というよりもベテラン職人たちへの依頼が殺到していることに反比例して若手の需要は絶望的に少ない状況。デザインの世界などでもよくあることなのだが「安いから」しか依頼がくる理由になっていない若手が多い。
単純に若手の勉強不足、技術不足がその若手には過酷な傾向の大きな理由なのではないだろうか?40歳超えても新しい技術を学ぶベテランがいるのだから、少なくともそれを超えるくらいは勉強しないと仕事なんてくるわけねーだろ!!!とは思う。
そりゃ最近ではほとんどデザインをしないミジンコが若手の作品を見て単純に技術的に「へったくそだな~~~」と思うことの方が圧倒的に多いのだ。先ずは「センス」とか「感性」とかそういうことは置いておいて基本は勉強するべきだ。ウェブにしたって菓子にしたってどんな仕事でもそう。若手がベテランを追い抜くどころか自分から転んで引き離されていることがやたらと多い。
[27回]
PR