ご近所さん、といってもキモサベ達なんだけれど、普段からヒゲの店での飲み仲間ご一行で海へ。八月のお盆前に江の島へ行く我々は余りにもコテコテの定番過ぎることをやっていると思ったが、その定番中の定番をもう長いことやっていないなぁという話になり、よっしゃみんなでその定番をやろうじゃないか!という話になり決行。前の晩の酒が抜けていないアホウドリが何羽もいたのでミジンコがクルマのキーを奪い運転。3台に別れたのだが2台目を「かっとばしたい!」を理由にミジ妻が運転。3台目を一応保護者(?)の二人が運転するのに自分が運転しないわけにはいかないとキパ子が運転。なんだウチの一家が全部運転したじゃねーか!
先に到着組の中にはキピ子と彼氏がいるとのことで車中LINEのスピーカーフォンでキパ子に「彼氏のいるキピ子にクラゲ投げるなよ!」と再三ミジンコが注意しておいた。あんまりミジンコがしつこいので「もうこうなったらクラゲのヤロウをわし掴みしてキパ子のデコにぶち当てまさぁ!」とキパ子がキレる。いいぞう、そのやさぐれ方だ、キパ子!
現地到着、わざわざ浜辺から駐車場まで出迎えにきたキピ子の新しい彼氏が大方の予想以上にカッコ良くてしおれるキパ子。「しおしおのぱーですわ・・・・」と訳のわからない表現でへこむキパ子。まじでキピ子彼氏が好青年なので「そんなもんいつまでも続かねーんだからな!」とミジンコ。「そうだー、そうだー!」とヒゲ。人生で見習っちゃいけないダメなおじさん二人を炎天下の中でも笑顔で迎えるナイスガイなキピ子彼氏。もう既に勝てるところがないので焦るおっさん2名。「指相撲なら勝てるんじゃないか?」とヒゲ。その発想が大敗北だ。
ヒゲの店の常連のモンゴルさん(モンゴル地方への支援活動を本当にしている大金持ち)の別邸が浜辺から歩いて行ける場所にあり、そちらの庭でバーベキューをさせていただくことなっていた。「手ぶらで来てね」とモンゴルさんは言っていたがそういうわけにもいくまいと一同意見が一致。近場の海産物販売の市場っぽいお店で普段買ったことがないような魚や貝類を購入。お店のおばちゃんが気前が良くてヒゲが料理人としてお店の商品の質の良さを称えていると「ほんなら、これはサービス」と買った魚よりも大きな魚をいただく。買ったものよりも大きなオマケに若干「いいの!?」と戸惑ったがミジ妻が「だいすき♪」とおばちゃんにハグ。更にオマケの貝類が増えた。いいのか、おばちゃん!そんなことで利益が出るの!?といった趣旨のことをミジンコが言うと「この人、経営のことばっかりなんでつまんなくてごめんね~」とミジ妻。頷く、おばちゃん。なんで江の島でつまんない男認定されにゃならんのか・・・・。
お会計はお隣さんのキモサベが「運転任せちゃったから俺がここは!」と言い張って全額払っていた。いいのか、そんなことで!と遠慮したのはミジンコだけで他の全員が「あざーっす!」と・・・・・w
なんなの、このオモシロご近所一同!一応、ミジンコがネタとして100円だけ出してみたら、お隣キモサベが「ありがとう!100円!本当に100円助かったよ!」と大声で感謝の言葉を述べたのでミジンコも「おう!一生恩にきろよ!」と応酬。
魚介系のバーベキューがもう感動的に美味しかった。おばちゃんの店の食材が最高だったおかげ。モンゴルさん宅のバーベキューの台が凄いしっかりしたものでとても使い易かった。大きなグリル面に豪快に大量の魚介類を並べて焼くと匂いだけでゴハンが食べられそうなくらい良い香り。あまりにお魚バーベキューのデキが良くて実家の両親用にお持ち帰りをさせていただく。白身の魚だけで何キロ分?ってな量を焼いたのでかなり余ったのだ。
世田谷で家族を降ろして小金井に大量の焼き魚を持って行った。高速が空いていたので40分ほどで行けたのは助かった。もう下り線はお盆の渋滞があるのかと思ったがそうでもないらしい。まだ帰省ラッシュには早いのだろうか?いや日曜に帰る人はそうはいないか。
もう何年も江の島・湘南方面には行っていなかったのでとても新鮮な経験だった。中学、高校生くらいのときは夏といえば湘南でイモ洗い場のイモと化していたのだが歳を重ねていくとテレビで湘南の人混みを見るだけで足が向かなかった。最近の湘南は浄化作戦(?)のようなことを頑張っているらしくて全面禁煙な上にいわゆる素行の悪い人々を排除することに努めたようでかつての危険だとか汚いというイメージがだいぶ払拭されてきたらしい。現に本日の湘南は大人も楽しめるとても素敵な場所だった。確かに浜辺全体がキレイになったように思えたし海の家や露天も以前とは比べ物にならないくらいに清潔感があった。こんなに楽しいのならば今後はもっと江の島・湘南を訪れてみようかと思う。
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