1年ほど前に民主党の徳永エリ議員が拉致被害者家族会が述べてもいないことを予算委員会で述べて、
拉致被害者家族会から同議員への抗議声明が発表されたことについて取り上げたことがある。この議員は家族会が言ってもいないことを国会で述べて古屋拉致被害担当相や安倍総理を糾弾しようとしていた。あれから1年、またしても徳永エリ議員が妙な質問を首相に投げかけている。国会は遊び場ではないのだからこういう無駄な質問について首相が時間が取られること自体が間違っている。
首相、因縁の民主議員にダメ出し NHK会長辞任要求の自前調査「意味なし」(Yahoo!ニュース 産経新聞)
「全く意味がないと思いますよ」。安倍晋三首相が19日の参院予算委員会で、NHKの籾井勝人会長の辞任の是非を問うアンケートを地元で独自に行い、結果を披露した民主党の徳永エリ参院議員に「ダメ出し」する場面があった。
徳永氏は北海道で行ったという「100人アンケート」の結果を示し、「辞任すべきは87人だった」と述べ、籾井氏の辞任と首相の見解を求めた。だが、首相は「世論調査風の数字の結果は統計的には意味はない。徳永氏の後援会に聞いたのではないか」と一蹴した。
徳永氏は昨年4月の参院予算委で、古屋圭司拉致問題担当相が靖国神社を参拝したことに「拉致被害者が落胆している」と指摘。首相から「古屋氏が家族会などに問い合わせたが、一切そういう声は上がっていない」と全面的に否定されたことがあった。
なにが100人アンケートだ。こんなことは統計学にかすってもいない。大学で確率統計を学んだ者としてはまるで統計学が侮辱されているような気さえする。100人からどのような%が出ようがそれは統計として出して良い数値ではない。要はなんの説得力もない数値ということだ。こんな馬鹿げたやり取りを国会で行うことは時間の無駄だ。特に徳永エリ議員に関しては前回の拉致被害者家族会へ多大な迷惑をかけた件もある。あれだけの大嘘をついたのだ。あの時点での引責辞任が妥当だった。少しは反省し予算委員会の進行の邪魔にならないように努めるべきだ。
国会議員の低レベルさを表している。国会の場で「100人からアンケートを取った」というふざけたことを言う議員がそのまま話を続けられて「87人がこう言ってた!」とその感想を内閣総理大臣に求めたのだ。やり取りの最初から最後まで時間とエネルギーの無駄だ。
で、そのアンケートは本当はどこでどんな人たちの協力を得たのだろうか?本当に徳永議員の後援会だったとしたら酷いものだが民主党の議員だと有り得なくもない。
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