複数の会社に属していると忘年会と新年会と花見の回数の多さに困る。まぁ、この数年はミジンコはそういう会には顔とお金だけ出してすぐに退散することが半ば公認のような立場になったので助かってはいる。全ての催しに最初から最後まで出席していたら身がもたない。なにしろ年間でフルタイムの休暇が十数日しか無いのだ。花見の席は楽しいが2週間で10を超える会に参加していては自分の私生活が破綻する。
そうは言っても自分が参加しないことと他の人たちが花見を楽しむこととは別。むしろ花見参加を楽しみにしている関係各位や従業員たちには大いに花とダンゴとダンゴとダンゴとダンゴとダンゴを楽しんでいただきたい。参加はしないけれど皆が現地でなにかしら出前注文ができるくらいのお金を幹事を探し出して渡すことは恒例行事。そんなことをやっていると今年だけ限定の幹事特有の悩みを幾度も聞いた。どの幹事も花見の予定を3月中、つまり今週末か来週かで悩んでいたのだ。
今週末だとまだ桜は満開ではなく花見としては若干寂しい。まぁ、実際の花見は花だけが主役ではなく集まることに意味があるようなもので開花具合を気にしない参加者も多いことだろう。来週だと花は満開のピークらしく花吹雪も体験できることだろう。日本酒の入ったグラスに桜の花びらが入ると嬉しかったりする。ところが来週だと消費税が8%になった後なのだ。会の規模によるが数千円は予算が変わってくるらしい。ピザの大き目なサイズで1~2枚は変わるということか、その程度と言えなくもないが幹事としては看過できないのだろう。開催日が異なるだけでそれは大きいと思う。
数千円の安上がりさを求めるか桜の満開を選ぶか難しいところらしいが参加者の多くの意見は桜が満開では咲いておらずとも予算が低い方が良いとのこと。花よりダンゴなミジンコも安く上がる方を選ぶ。
割り勘にしたら一人数百円という大した問題ではないとはいえ消費税増税は罪作りだと感じた。一生懸命働いて納税して結果こんな些細なことでも悩む国民がいるということは政治家たちに知って欲しい。ビールを我慢して少しでも安い発泡酒を選ぶのが国民だ。年に1度の花見でも国民はこんな感じでちょっと辛いということを増税でしか物事を解決できなかった政治家たちはもっと真剣に捉えるべきだ。
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