新潟県上越市の高田城百万人観桜会で行われる陸上自衛隊高田駐屯地の隊員や装甲車などによるパレードについて同市の市民団体など14団体が2014年4月16日、上越市役所を訪れ、関原貢副市長に中止を求める要請書を提出していた。昨年に引き続いての自衛隊のパレードだ。副市長によれば昨年は市民からの苦情は無かったという。それでも以下の14団体の弁護士の弁では「自衛隊の是非とか存在とかそういうことではなく、市はとにかくゆっくり花見をしたいという客のことを考えてほしい」とし、「迷彩服を着て小銃を携えての行進には威圧感があり、ゆっくり花を楽しめない」と自衛隊パレードの中止を求めていた。詳しくは→
「ゆっくり花見したい」 観桜会の自衛隊パレード中止を要請(上越タウンジャーナル)
自衛隊パレードの中止を要請した14団体:
▽上越地区平和環境労組会議
▽上越地区労働組合総連合
▽社民党上越協議会
▽日本共産党上越地区委員会
▽新社会党上越総支部
▽「花見に銃は似合わない」弁護士有志の会
▽上越9条連
▽新日本婦人の会上越支部
▽日本国民救援会上越支部
▽上越市平和委員会
▽年金者組合上越支部
▽原水禁上越支部
▽えちごユニオン
▽憲法9条上越ネットワーク
自衛隊は「パレードなどをする服装基準の定めの通り小銃は携行するが弾薬を入れず、車両等には銃器を取り付けない」と配慮を示したが、それでも14団体の弁護士は「主催者の市が小銃を携行しないよう要請し、自衛隊がそれに応じられないというなら、参加をやめさせることが当然ではないか」と回答した。銃を携行しない軍のパレードという発想は斬新ではある。そんなパレードは見たくはないが。
弾が入っていない銃であろうが武装していない車両であろうが威圧感を感じる団体が14つもあるということだ。これら14団体にとっては自衛隊の制服基準なんて知ったこっちゃないということらしいが、日本人の自分としては自衛隊員たちがパレードに参加の際には規定に則った制服の通りに行進して欲しい。国防に従事し災害発生時には国民の命を守り救う自衛隊員たちの晴れの舞台では堂々と規定の制服通りで行進して欲しい。
高田公園の桜の起源は、1909(明治42)年、旧陸軍第13師団の入城を祝い、在郷軍人団が城跡に2,200本の桜を植樹したのが始まり。現在、桜の木は4,000本を数え、そのほとんどがソメイヨシノ。夜間は沢山のボンボリに照らし出され、
お堀の水面に映る様は「日本三大夜桜」の一つと称されるほど幻想的という。(写真は
上越市のウェブサイトより)
この起源を知るに、まさに自衛隊パレードは高田公園の桜の木々も歓迎していることだろう。そもそも市民から苦情も出ていなかった自衛隊パレードをいちいち「威圧感」という言葉を持ち出してきてさも自衛隊が悪いことをしているかのように抗議をする団体ってなんなのだろう?観光資源としても市に貢献している桜の木々の下、その桜並木の生みの親である自衛隊がパレードを行い、市民がそれを見て楽しむ。誰も困っていないどころか皆が幸せで大いに結構なことじゃないか。
つい先日、横須賀で開催された「第2回護衛艦カレーナンバー1グランプリ in よこすか」についてブログでも触れた。当日は大盛況だったようで入場規制が行われるほどだった。開催地付近のカレー店に護衛艦のカレーを食べ損ねた人々が大挙したようで予期せぬ経済効果もあったらしい。
その様子は以下のとおりだ。
言う間でもなく護衛艦には近代兵器の数々が搭載されている。いわば護衛艦そのものが武器だ。しかしながらその護衛艦が恐いだろうか?護衛艦カレーナンバー1グランプリに来場した人々が護衛艦に威圧感を感じているだろうか?むしろ国防を担う護衛艦の雄姿を見て日本人として誇らしく思えないだろうか?
今、ちょうど都内はオバマ大統領来日を目前にして警察官たちが至るところで警備、巡回をしている。その様子を見て「今、都内はいつになく安全だ」と思った。今なにか事件、例えば通り魔事件が起きたとしても警察官がすぐに通り魔を確保できる体制だ。警察官が沢山いることに威圧感を感じる人たちっていうのは・・・・・まぁ、察しがつく。一般人にとっては警察官が多いことはなにも困らない。自衛隊員たちについても同様だ。ましてや東日本大震災や伊豆大島での救助活動や遺体捜索活動をずっと見続けている国民からしてみれば、自衛隊員たちは言うまでもなく味方だ。常に感謝の念を抱いている味方だ。自衛隊員たちが所持している銃に弾が入っているかどうかがそんなに気になるだろうか?自衛隊員たちからそんなに威圧感を感じるだろうか?
美しい桜の木々の下で自衛隊のパレードを見たくないとする人々、普段は護衛艦や潜水艦の中でしか食べることができないカレーを食べたくて朝から横須賀に駆けつけた人々、どちらが日本国民として自然だろうか?生まれたときから日本国民な当ブログの管理人であるミジンコは美しい桜の木々の下でパレードをする自衛隊を見たいと思うし、自衛隊特製のカレーに人々が興味を示すことも自然なことのように思える。そこで自衛隊員たちの銃がなんだって?アホ臭い疑問だ。どっちにしてもその銃口はこっちには向かない。おや?もしかして銃口が自分に向くと思っている人たちがいるってことだろうか?そんなやましいことをしているのだろうか?はは~ん(察し)、なるほど。
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