本日、東小金井の駅すぐそばにできたヒガコ・マルシェ内の八百屋さんにて、レタス1個の価格が498円となっており焦った。先日までは398円だったのに更に値上げか・・・・。世田谷の一等地でもなく、広尾でもなく、東小金井なのだ。ただでさえ小さいレタスを半分にカットしたものもかつてはレタスが2個は買えた価格に・・・・。どうなっているんだ、今のレタスの高騰は!
単に品不足なレタスもさることながら、天候などとは関係なく、ありとあらゆるものの価格が上昇している感がある。便乗値上げも酷い有り様だ。消費税は5%から8%と実際は3%しか上がっていないというのにいきなり既存価格に8%どころか13%以上も値上げしているといったケースが珍しくもない。なんで5%に8%を足して13%にしているんだ!ミジンコのように2週間ほど日本を離れて1週間ほど日本に滞在、そしてまた海外に出るといった生活をしている者の場合、帰国のたびに日本の物価が上がっていることを尚更実感するのだ。前に日本にいたときにはもっと安かったやーん!と涙目になる。
そんな中、経財相に留任となった甘利大臣が
「実質賃金がプラスになっていないので買えないのではなく、買う余力はあるけれどあえて買っていない。(消費税率)10%に向けて節約しているという反応が感じられる」だとさ。詳しくは→
経財相、消費の力不足「購買余力あるも節約志向に」 天候不順も影響(日本経済新聞)
・・・・・もう言葉もない。買う余力、皆さんありますか?
物価の上昇に賃金上昇が追いつけていないことは明らか。それも13ヶ月連続だと指標が示している。アベノミクスは明らかに間違った方向に進んでいる。消費税増税がその最悪の決定打となったことは明らかであり、消費税は速やかに5%に戻すべきなのだが、安倍政権も財務省もそれをやったら自分たちの過ちを認めることになるので絶対にやらない。安倍政権も代わりにマシ政権候補がいないから余裕なのか、国民をいじめているようでは支持できない。今の状況は国民から物凄い人気のあった小泉政権のときと被る。小泉フィーバーとでも言うべきほど特に若い世代が小泉元首相を絶賛していたと記憶している。その若い世代の多くは結局は小泉政権時代に構築された派遣切りの構図や人生1回では覆しようもないほどの格差社会に苦しめられているのだ。まさに支持者殺しのリーダーという点でどうしても小泉元首相と現職の安倍総理は被る。安倍総理を支え続けてきた国民が日用品の購入にまで苦しむようになり、なんでかまだ景気回復の道半ばだというのに大企業や公務員たちの収入は増えるという不条理だ。だったら増税しないでも良かったのではないかと思うのだが、安倍政権は増税だけは確定事項のように進める。先日判明した公共工事の前倒し等は、まさにGDPの八百長試合だ。あんなことをしてまで景気回復をしているように見せかけて「景気が順調に回復をしているのだから消費税10%にします!」って、そんな無茶苦茶な反則技を繰り出してまで増税しようなんて安倍総理は恥ずかしくないのだろうか?
野菜高騰は天候のせいと政治家は言い訳がしやすいことだろう。ではガソリン価格は?もはやクルマに乗ったら生活苦なほどにガソリン価格は高騰している。これもホルムズ海峡での緊張が原因?食品全般、総じて値上がりしているか、価格据え置きの場合は量が減っている。対して給料、ボーナスはそこまで上がっているだろうか?そんな危機的状況だというのに、財務相は国民にはまだ余力があると考えているのだ。これはもう国民は家庭菜園を頑張れと政府が推奨しているようなものだ。よーし、もっとプチトマトとかインゲンとか作らないと!クソーーーッ!!!
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