危険ドラッグを使用後にクルマを暴走させたバカヤロウたちが軒並み供述する言葉が「覚えていない」、もう皆さんもこの供述を聞き飽きたことだろう。
仕事を辞めてムシャクシャしていたからという理由で飲酒運転、そしてなんの関係もないただ同じ道路で車を運転していた人々に暴行を加え、顔を斬りつけた狂気の男も「覚えていない」
危険ドラッグを使用した挙句にマンションの隣室の女性の顔などを斬りつけて重傷を負わせたヤツも「覚えていない」だ。
危険ドラッグだろうがアルコールだろうが、それを体内に取り込む前の時点で自分が記憶を失うようなことになることは知っていたはずだ。それでも、つまり自分が暴れて他人を傷つけようが最悪殺してしまおうが構わないという最低最悪の発想を基にしてドラッグを使用し酒に逃げたはずだ。被疑者たちのそういった「覚えていない」という供述はそう言えば罪が軽くなると判断しての卑劣な言葉としか思えない。要は実際のニュースやドラマなどで見知った「限定責任能力」を問われる状況に持って行きたいということだ。
限定責任能力とは、刑法上の責任能力が低いと判断されることを指す。心神耗弱者(しんしんこうじゃくしゃ)は刑が減軽されるか、もしくは更生ではなく治療という措置に至る。被害者がどんな被害に遭おうとも、責任能力が低い、もしくは無いと判断された者は刑務所での更生ではなくあくまでも治療が必要だということだ。もはや加害者という扱いですら無い。加害者の存在が事件から消え去ろうが被害者の存在まで消えるわけではないというのにだ。
おいおい!そりゃ危険ドラッグや酒を飲めば一時的に正常ではなくなるに決まっているだろうが!被疑者たちは自らの意思でそういうモノを体内に取り込んだ。そして犯罪を犯したら「覚えていない」と醜い言い訳だ。本当に被害者の方々のことを思えばその「覚えていない」がどれだけ被害者たちの心を踏みにじるものか分かりそうなものだ。顔を斬りつけてきた悪魔が覚えてもいないことで被害者の方々は一生苦しむ。
今後もこういう供述をする胸糞の悪くなる被疑者たちは現れることだろう。「覚えていない」と供述したらその後の裁判での判決になんらかのペナルティーを科して欲しいものだ。実刑に「覚えていない=罪を意識していない」という理由で3割増しなんてどうだろうか?そうすれば供述で安易に「覚えていない」で誤魔化そうとする卑劣な被疑者たちも少しは減るのではないだろうか?司法を無視した荒唐無稽な話となってしまうのだろうが、そんな気持ちにさせるほど凄惨な事件を起こした被疑者たちの「覚えていない」が乱発しているので記事にした次第。
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