レーダー照射を「威嚇」と称する報道が多々あるが軍事的にはっきり明言しておくべきことなのでこのブログではレーダー照射は「攻撃」と記述する。当たり前のことだ。どこの軍に聞いても明らかなことだ。レーダー照射は威嚇の範疇を超えている。レーダー照射はそれ即ち攻撃である。このことを曖昧にボカして話すことは今後の中国に対しても良い結果は招かない。中国外務省はこの中国軍による自衛隊へのレーダー照射を「報道で知った」と寝耳に水だったことを明かしている。つまり中国軍部を中国共産党がコントロールできていないと白状したということだ。そんな暴走する中国軍部は軍としては未熟であり、レーダー照射についても甘ったれた考えが見え隠れする。相手が反撃してこないとタカをくくっているからこそのレーダー照射なのだ。レーダーを照射された側はたまらない。回避行動を必死にしたところでレーダー照射後に放たれるミサイルや砲弾は的である自衛隊の艦船やヘリを外さない。自衛隊が助かるための最善策は中国軍が発射する前に撃沈することだ。そんなことは誰も望んでいない結末だがレーダー照射とはその選択を自衛隊に迫ったのだ。
よくぞ自衛隊は堪えて迎撃しなかったものだ。撃つ勇気よりも撃たない勇気の方が難しい。そのことを中国の未熟な兵士たちは少しは学ぶべきだ。いつか中国が戦闘状態にブルって発射ボタンを押してしまったときが中国崩壊の始まりだ。その方が中国共産党に抑圧された人民は助かるケースもあるのだろうが、自己の実力は度外視してプライドだけは高い中国人民は敗戦というものに耐えられるだろうか?今の中国共産党と中国軍部とのチグハグ具合からして戦争開始から数日で中国共産党は倒れることだろう。それを中国共産党は分かっているはずだ。
今のハイテク化された海の戦闘に追いついていない中国海軍の惨憺たる状況は予想に難くない。海上自衛隊と米海軍のハイテク兵器の実験場のような状況になる。制空権は百戦しても百回が日米連合軍のものだ。海も同様だ。海上から海中まで中国海軍の艦艇で沈まない船があったら奇跡だ。世界で海上自衛隊と米海軍だけが合わせ持つデータリンク・システムは大袈裟ではなく今のところ無敵状態だ。どうやってこの最強の矛と盾を合わせ持つ連合軍とカタチだけでもの戦闘を継続できるものなのか、今もって最新鋭化への前途多難な道半ばの中国海軍では到底不可能な話なのだ。そういうことを無理に報道しろとは言わないが日本人は戦争を望んでいるわけでもないのだから現実的な軍事力、すなわちハイテク化された戦争での「差」くらいは報道するべきだ。そんな現状に調子に乗る日本の”自分はなにもしない自称保守派”がやっかいな存在だが現実は現実として中国がいかに無茶苦茶な挑発を日本にしているのかをあからさまにしていくこともジャーナリストたちの使命だろう。
ましてや、この民主党の政権時代での隠蔽は許しがたい犯罪だ。
東シナ海での中国軍による自衛隊への射撃用レーダー照射が、
野田政権が昨年9月に尖閣諸島(沖縄県石垣市)を国有化する前にもあったことがわかった。政府関係者が明らかにした。安倍政権が5日に公表した今年1月下旬の事案以前にも、同じ海域で複数回、照射があったとしている。
政府関係者によると、1月30日に中国軍艦が海上自衛隊護衛艦に火器管制用レーダーを照射したのは尖閣諸島の北西百数十キロの公海上。同月19日に海自ヘリコプターへの照射があったとみられるのも同じ海域。
防衛省は今回公表したケース以前にも周辺海域で複数回、自衛隊への中国軍のレーダー照射を把握。
今回の「数分間」(防衛省)より長く照射したケースもあるという。日本政府は「日中関係を悪化させる
懸念がある」(政府高官)とこれまで公表を避けてきたが、今回は立て続けにレーダー照射されたため、
安倍政権が事態を重く見て公表に踏み切った。
ソース元:
朝日新聞デジタル (←既に削除されています)
朝日新聞がこういう報道をするようになったとは驚いた。その位、もう民主党はかばい切れないほど酷いということなのだろうか?
民主党の海江田代表も細野幹事長も自民党がレーダー照射の件で「公表が遅い」と批判していた。実際には公表は遅れていない。レーダー照射の有無を分析、確認するまでに時間がかかっただけのことで事実と判明してからは自民党政権は迅速に公表している。そもそも尖閣ビデオを隠蔽した民主党がなにを言うのか?という気もする。民主党議員たちは記憶力がないのだろうか?
そしてこの朝日新聞の記事だ。なんと驚くべきことに民主党政権は自衛隊が中国軍にレーダー照射をされていてもそれを隠蔽していたのだ。日中関係を悪化される恐れだのなんだのと理由をつけてはいるが要は中国側に不利な情報を出したく無かったに過ぎない。これが当時の日本国の政府の判断なのだから笑えない。
こういった数々の民主党政権による隠蔽工作は今後は訴追されていくべきだ。スパイ防止法は絶対に必要であり、その法律の成立と同時に民主党への徹底した調査、然るべき逮捕、起訴が日本の国防に叶うことだ。
強い方が挑発行動を延々と繰り返しているのではない。弱い方が自分たちの弱さを知らないまま、もしくは知らされないままに強者への挑発行為を繰り返しているのだ。このままでは中国軍部は本当に勝てると思い込んで戦争に突入してしまう。これでは眠れる獅子と思われていた中国が実際に起きて戦ってみたら弱かったという過去の歴史の繰り返しとなってしまう。今、戦争をやったところで中国には万に一つの勝ち目もないということを中国軍部が自覚しないことには戦争の危機がいつまでも付きまとう。
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