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生活苦しく・メッキが…野党、アベノミクス批判(YOMIURI ONLINE)
安倍首相は28日、衆参両院の本会議で行った施政方針演説で、経済再生に向けて雇用と所得の拡大を目指す方針を強調した。
また、「憲法改正に向けた国民的な議論」の提起や、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置など、所信表明で封印していた「安倍カラー」の強い政策も訴えた。これに対し野党は、「物価が上がり、生活が苦しくなる」と首相の経済政策を批判、2013年度予算案の審議で、首相の経済政策「アベノミクス」の効用を追及する構えを見せた。
民主党の海江田代表は28日の記者会見で、「円安で灯油やガソリンの値段が上がっている。これからいよいよ物価が上がり、実質賃金の引き下げの不安があるが、その答えがなかった」と批判。みんなの党の渡辺代表は記者団に「アベノミクスはこれからメッキがはがれていく。好循環が頓挫しかねない危うさがある」と語った。
赤字で表記した民主党代表とみんなの党代表の発言は酷過ぎやしないだろうか?野党党首2名がアベノミクスの最初の試金石についてこの程度の認識しかないのでは今後が思いやられる。インフレターゲッティングをして景気回復を狙うアベノミクスなのだから物価上昇に伴い後追いで賃金も上昇する。今の段階でこのような批判はナンセンスであり、そもそもインフレターゲットへの理解すら怪しい。みんなの党の渡辺代表に至ってはもはや誹謗中傷の類でしかなく、アベノミクスをメッキなどと称して国民の気持ちを沈ませる行為は国政政党の代表として許されない行為だ。せめて具体的にどこがどうメッキなのであるかアベノミクスの問題点を挙げて、更に修正案を提示することが野党党首としての職責だ。ただ否定するだけでは説得力に欠けるだけではなく、いったい「(今まで最悪の民主党不況を3年以上も味わってきたというのに)ではどうやっても日本の景気は良くならないのか?」と不安にさえさせる。国会議員としてこういう無責任で他人事な言動は本当に問題ありだ。
ミジンコ自身もアベノミクスだけを頼りに日本の景気回復を期待しているわけではない。克服しなければならない問題が山積みなアベノミクスだ。そこは官民一体となって問題解決だ。簡単なことではないができないことでもない。安倍政権のすべてが正しいと妄信する必要はないが、少なくとも安倍政権は国民、そして民間企業の足を引っ張らない政治をやってくれると今や確信めいたものがあるからこそ民間も頑張れる。そもそも論になるが日本という国は、優秀なのに勤勉である従業員たちが支える企業が中小から大企業まで膨大な数を有しており、政治さえ邪魔をしなければ自然と世界屈指の経済大国となる。表現はなんだがほっておいても経済大国になる国が日本。そこに政府の適切な支援が伴ってTPPで巨大な北米市場への関税撤廃が実現すれば民間企業からの税収が右肩上がりになるわけで、アベノミクス云々以前に政治さえ邪魔しなければ日本の景気回復は規定路線とも言える。
むしろなんで2009年夏から延々と惨いほどの景気後退がこの日本であったのかといえばどの角度から見ても政治が無責任かつ幼稚かつバカヤロウ!だったのだ。その鳩山由紀夫が首相になったときから始まった民主党不況の当事者である民主党と首班指名で鳩山由紀夫を支持したみんなの党がアベノミクスを批判するとは許し難い図々しさだ。ここは自分たちに多大な責任がある今までの不況について素直に認めて謝罪し、その処理、そして回復には協力するくらいが筋だ。被害者(日本)に故意に怪我をさせた悪党(民主党)とその行為を見て見ぬふりどころか応援したクズヤロウ(みんなの党)が懸命になって怪我人(日本)を治療している医師(自民党)の姿を見て「そんな治療はするな!その治療のメッキはいつか剥がれる!」と罵声を浴びせているのだ。自分がその現場にいたら、その悪党とクズヤロウを気絶させて黙らせてから治療を手伝う。民主党もみんなの党の議員たちにこそこの例え話を読んで欲しいものだ。自分たちが今この日本に対してやっていることの酷さを自覚できることだろう。野党だからといって日本の敵になったわけではあるまいし、日本に良いことが起きているときにはそのことを歓迎し、むしろ与党に協力したっていいじゃないか!