2020年オリンピック東京招致活動に於いて縁の下の力持ち的な役割を果たした活動がPR映像だったように思う。このPR映像に関しては東京の作品が抜きん出ていた。敢えて日本人ばかりにスポットライトを当てずに海外のアスリートたちの映像を随所に散りばめながらオリンピックとはミックスカルチャーの原点であると語りかけている。
ハートマークのCGが絶妙なアクセントとなっている映像。躍動感のある映像を見ているだけでワクワクする。
自分がバスケが大好きということもあるのだろうがこのドラマはとても感動した。ほとんど東京の映像が出てこないがラストで東京の街並みが僅かながらに流れるその時に「この都市でのオリンピックが見たい!」となる構成が素晴らしい。
リムに引っ掛かったボールを取ってくれた外国人選手が少年との別れ際に行った一言は「努力を怠るなよ。そうすればプロリーグでまた会えるさ。」
少年は本当にそれを実現してプロ選手となる。今後は自分が少年に夢と目標を与える立場となったのだ。このPR映像に関しては「遠回し過ぎる」だとか「東京の招致と関係がない」などの批判があったようだがミジンコはそうは思わなかった。凄い選手に憧れてこそのオリンピック選手の誕生だと思うからだ。オリンピックはそういう将来の物凄いアスリートたちに得意競技に青春を捧げる覚悟を与える最大のきっかけになっている。だからこのPR映像は例え東京招致が叶わなかったとしても意味のあるものだと強く訴えたかった。実際はめでたく東京招致も叶い、このPR映像も再評価されるであろうからホッとしている。
最初のPR映像についている評価の高い二つのコメントを紹介したい。
TheArasw89さん「Greetings from Poland. Ganbare ! xD(ポーランドからご挨拶。ガンバレ!)」
Quốc Anh Nguyễnさん「Congrats from VietNam to Tokyo <3(ベトナムから東京へ おめでとうございます)」
世界が東京を応援してくれている。
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