ミジンコの生まれもっての邪眼は応援するスポーツチームに勝てない縛りをもたらす。
小学生の頃から応援しているサッカー・オランダ代表はずっとサッカー強豪国であるのにW杯に1度も優勝していない。前回大会なんてあのイエロー続発のグダグダな展開でオランダ、スペイン両国どちらも負けているという不思議な展開の結果1-0で敗れた。おそらくあの試合はW杯史上でももっともサッカーらしくない決勝戦だった。
F1では日本でも人気のセナやプロストやマンセルではなく、ゲルハルト・ベルガーの大ファンだった。F1だけではないがモータースポーツの性質上、強いチームの高性能なマシンに乗った一流ドライバーがチャンピオンになるという傾向が強い。そしてチームにはファーストドライバーとセカンドドライバーという明確なポジションがあり、セカンドドライバーがファーストドライバーよりも状態の良いマシンに乗ることはないし、戦略的にも2台ともトラブルが無い場合は、セカンドがファーストの前を行くようなことは先ず許されない。ベルガー、現役時代のほとんどでセカンドドライバー。なにしろセナのチームメイトだった期間も結構長かった。マクラーレンという当時最強のチームにあのアイルトン・セナがいたのだ。プロスト以外では誰があのチームにいたってセカンドドライバーだ。ベルガーはたまにポールポジションを取ったり優勝したりもしたのだがチャンピオン争いとは無縁のまま引退した。セナ、プロスト、マンセルが全盛期の時代にセカンドマシンでたまにとはいえポールポジション(コースの最速タイム)を取っている時点でベルガーの実力は相当なものだと思うのだが、ファンとして贔屓目に見てもチャンピオン候補といった扱いになっていたことは記憶にない。デーモン・ヒルでもチャンピオンになったのに!(涙 ← 分かる人には分かります)
我がNYニックス(NBAのチーム)はほぼ半世紀優勝していない。チームの資産価値は世界でも屈指のチーム。チームを資産として見るランキングでは毎年上位、世界3位なんて時もあった。それがどのくらいのことなのかというと、そういうランキングの上位にいるサッカーチームはレアル・マドリッド、FCバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、ACミランなど世界でもっとも人気のある球技サッカーでも屈指の人気チームで、フランチャイズの都市だけではなく世界的に人気のチームが選出されている。要はファンの数が多く、試合のチケットの完売率が高く、放映権の価格が高いチームが資産価値が高いと試算されている。NYニックスファンの自分でもレアル・マドリッドと同じような価値がニックスにあるのかと言われると困ってしまう。ファンチャイズがニューヨークで、ホームコートはあの座席数は3万弱と少ないがチケットが世界一高いとも言われるマジソン・スクエア・ガーデンなのだ。日本人でも名前を聞いたことがある場所だろう。チームのエースは昨年の得点王で今年もシーズン得点リーグ第2位のカーメロ・アンソニー、そんなチームが優勝争いどころかプレーオフにすら出られないことが奇跡だ。なにかの呪いか!?

このままではいけない!と1ヶ月くらい前に考えた。
遅い?(-_-;)
毒を持って毒を制す。これだ!おとべっちと一緒に観戦すればいいんだ!
なんで今までそれに気がつかなかったのか!?ミジンコがひいきのチームを応援して相手チームはおとべっちがじっと見つめるだけで解決・・・・のはずだ。
その呪いのタッグ戦術でNBAプレーオフ・ファイナル「マイアミ・ヒート vs サンアントニオ・スパーズ」の第4戦までの結果。上位チームは実力伯仲とはいえ、2連覇中のヒートの方が下馬評では優勝候補筆頭だった。この対戦カードは昨年のファイナルと同じで昨年はヒートが優勝している。なにしろヒートにはレブロン・ジェームスという不動のエースがおり、彼は近年ではマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントと並ぶチームを優勝に導ける漢なのだ。正直、ミジンコがスパーズの方を応援したのはヒートが有利だと思っていたから。要はスパーズが苦戦すると思っていたのだ。
ところが・・・・・
今のところスパーズが3勝。ここ2戦はヒートのホームでの試合だったのにヒートが2連敗。しかも試合の内容が酷い。比較的大量点差でも最後まで分からないバスケットボールであるが、もう前半からヒートがグダグダでチームプレーが機能しておらず、長年ヒートが余り好きではない(←色々と因縁がありニックスファンにはこういう人が多い)ニューヨークでも「ヒートしっかりしろ!」といった雰囲気になるほど。あんなに強かったチームがファイナルだけ酷いことになることが意外だ。
W杯予選ブロックでのオランダ vs スペインは日本でも散々報道されている予想外の結果だった。どちらが勝つかの予想が難しい対戦カードだったが結果は5-1だった。あのスペインがあそこまで惨敗するなんて世界中のサッカー解説者が予想していない。長年のオランダファンのミジンコはあそこまでW優勝国にちゃんと勝つオランダが記憶にない。フリット、ファン・バステン、ライカールトがいたときもベルカンプがいたときもクライフォートがいたときもオランダはスペインに大勝したことはない。まさかファン・ペルシーやロッペン時代にオランダの絶頂期が来るとは・・・・、いや、嘘、オランダ最高!頑張れ!イケメン揃いのスペイン代表に勝利するハゲおっさん軍団オランダ、なんと心地良い光景だろう。(※ 当ブログの管理人は髪の毛フサフサです。)
NBAプレーオフ・ファイナルでもW杯予選のオランダ戦でもおとべっちの眼力が鋭かった。何年か前に落として壊れてしまってから申し訳なくて余り仕事を依頼していなかったのだがこの1ヶ月は大活躍だ。待っていろよ、ドログバ!・・・・・って言ったらドログバいなーい!(←途中で出ました。そして日本をボコボコにしてくださいました。おとべっちが修理中じゃなければドログバはオウンゴールをしてヤヤ・トゥーレとフィールドで殴り合って自滅していたことでしょう。無念です。)
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