全員10代の3人組メタルダンスユニット・BABYMETALが、米人気歌手レディー・ガガの世界ツアー『アートレイヴ:ザ・アートポップ・ボール』のアメリカ5公演のサポートアクトとして出演することが17日、わかった。米デビュー前にもかかわらず、ガガ本人からのラブコールで異例の大抜てきとなった。
「アイドルとメタルの融合」をテーマにしたBABYMETALは、SU-METAL(16)、 YUIMETAL(14)、MOAMETAL(14)からなる3人組。昨年1月に「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でメジャーデビューし、今年2月に発売した 1stアルバム『BABYMETAL』はアメリカ、カナダ、ドイツのiTunes Storeメタルチャートで1位を獲得した。
米ビルボード総合チャートにも日本人史上最年少でランクインするなど、海外の主要メディアに「新しいエンターテインメントの登場」と取り上げられるなか、親日家のガガの目にも留まったという。ベビメタは7月30日のフェニックス公演を皮切りに、8月1日のラスベガス、2日のステートライン、4日のソル トレイクシティ、6日のデンバーの5公演に参加する。
これを受け、7月1日のフランス公演から開幕するワールドツアー『BABYMETAL WORLD TOUR 2014』の追加公演として、同27日に米ロサンゼルスのフォンダ・シアター公演が決定した。同所はハリウッドの老舗シアターの一つで、過去にはスティー ヴィー・ワンダー、パール・ジャム、レディオヘッド、ブラック・アイド・ピーズ、ケイティ・ペリーら名だたるアーティストがパフォーマンスしたことで知ら れる。
YouTubeの再生回数900万回を超す「ギミチョコ!!」のミュージックビデオは特にアメリカのファンからのコメントが多く寄せられ、NBCや USA TODAY、TIMEなど米主要メディアがBABYMETALを紹介。ベビメタがニューヨークを訪れた際にも「アメリカでライブをしてほしい」と熱望され ていただけに、盛り上がりは必至だ。
ソース元:
ORICON STYLE
先日、
「クールジャパンが推奨しているAKBグループよりも海外で遥かに支持されている日本のアーティストたちは数多い」という記事で取り上げたBABY METALは着実に世界進出を果たしている。全米デビューを前にしてのレディー・ガガのツアーの前座とは凄い実績となる。既にBABY METALは全米でも注目をされているものの、世界トップクラスのアーティストであるレディー・ガガが認めたということで更にBABY METALは注目を集めることになる。こういう後ろ盾があることは確かに大きな助けになるのだ。
先日もクールジャパン戦略でのAKBへの投資を批判したわけだが、いったい世界最大の音楽市場である北米市場に於いて、今までに誰がAKBを推薦したというのか?その推薦が自分の評価すら落とすようなリスクを世界トップクラスのアーティストたちが犯すわけがないのだ。いくらクールジャパンと言ってバスにラッピング広告を打ったところでAKBのことを知っているアメリカ人はほとんどいない。その位、クールジャパンは無駄使いをしているということだ。クールジャパンとは無縁のこのBABY METALもきゃりーぱみゅぱみゅもmoumoonも海外でのライブオファーが殺到している。
とにもかくにもBABY METAL、おめでとう!
現時点で960万再生以上のBABY METALの「ギミチョコ!!」、既にアメリカでも反響が大きい動画だ。動画を観ればアメリカでも受け入れられるというのは分かる。なにしろアメリカ人たちにもこのグループは余りにも新鮮なのだ。メタルの概念を広げたとでも言うべきか、本当にこれは「新しい!」なのだ。もうアイデアが出尽くした感のある音楽産業に於いて、ボーカロイドの初音ミク然り、このBABY METAL然り、次から次へと日本発の新しいアーティストたちに世界が驚いている。これは日本人としても誇らしいことだ。
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