パシフィック・リムのブルーレイばかり観ているせいか、芦田プロ、もとい芦田愛菜ちゃん、いや、もう「さん付け」のほうが適切だろうか?ともかく、パシフィック・リムの撮影時の9歳の頃の芦田愛菜ちゃんの印象が強くて今の彼女の成長した姿に戸惑った。
大きくなったら美しい女優になることだろう。その美しさにいつもの演技力が加わるのだから末恐ろしい。そうは言っても彼女は努力の人であるというエピソードが↓これ。
芦田愛菜、台本を全く見ずに本読みする衝撃!行定勲監督が天才子役を分析 (Yahoo!ニュース シネマトゥディ)
一部抜粋:
芦田について、行定監督は「素晴らしい才能を持った女優さんです」ときっぱり。「表情が実に多彩だし、何よりも驚いたのは、彼女の演技に対する情熱です。
最初の本読みのときに、彼女は台本を持たずに来た。誰よりもセリフの量が多いはずの彼女が、一切台本を見ないんです。その衝撃はすさまじかったです」。芦田は現場でも、共演者の子役たちを座長として引っ張っていったという。
台本は覚えて当たり前と思われるかもしれないが、台詞を丸々覚えて現場入りする役者は残念ながら少ないと多少とはいえ撮影現場にも赴くことも仕事である当ブログの管理人は感じているし、関係各位からそういう「台詞を覚えていない役者」の話は数多く聞き及んでいる。タイトなスケジュールで役を同時期に二つ三つ掛け持ちしている役者の苦労はあるのだと思うが、そんなスケジューリングをしてしまう所属事務所もどうかしている。自身の役作りの甘さにより作品の質を下げてまでとにかく仕事を確保する役者もそれをさせる事務所もどうかと思うのだ。そんな中で学校に通いながら、しかも主演の多い子役が(通常は台本を読みながら座って行う)本読みの段階で台詞を覚えているのだ。大人の役者たちはなにをやっているのか?とイヤミのひとつも言いたくなる。
フードファイター・北川景子が延々と台本をそばに置いて寝る前も寝ているときにハッ!と目覚めたときも台詞を覚えるという話を聞いたことがある。1作品の為の殺陣の練習も毎日毎日1年余りもやっていたと聞く。だからこそあんなにオファーが行くのだろう。
事務所の力だとか色々とネットの評判ではあることないこと色々な意見が飛び交うが、さすがに映画作品ともなると監督が本当に使いたくない役者を使うなんてことは先ず有り得ない。むしろ監督の意向がキャスティングにモロに反映されていることが多い。そう、CMとは違うのだ!あ、あれ、なんかせつない気持ちに・・・、い、いや、なんでもない!
芦田愛菜ちゃんの本覚えの良さは実は有名な話だ。あれだけ売れるにはそれなりの理由があるのだ。これは当ブログの管理人の感想でしかないのだが、いわゆる「ごり押し」というやつもさすがに同一人物で5年続いているなんて例は記憶にない。カタパルトのごとくスタートでの猛烈な売り込み攻勢、いわゆるごり押しというやつは確かにあると思うのだが余りにも現場の反響が悪い者が何年も押し続けられるということは流石に無いようだ。ごり押しをやっている側も違う者を押したくなるときがいつか来るのだろう。ごり押される側も相当に努力を重ねなければ生き残れないということだ。結局は押されようが押されまいが必要な努力は変わらないということだ。
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