W杯にて日本人サポーターたちが試合観戦後に会場でゴミをビニール袋に入れて持ち帰っているという光景が現地ブラジルやそれを知った世界中の人々から称賛を受けている。ところがそのゴミ拾いについて、先ずはこういうことではお馴染みの韓国ではなぜか日本人を偽善者と称して蔑んでいる意見も多数出ているとか。まぁ、今回はこのスートカー気質の国民たちは扱うのも面倒なのでスルーしたい。なんでも数々の問題発言で有名らしい元国連職員と称する女性ツイッター・ユーザーが清掃員の仕事を奪う行為だと批判し日本人サポーターたちの行動に疑問を呈してすぐに炎上した。彼女のバックグラウンドをちょっと知ると民主党支持者であったり、過去の数々の発言からして「ああ、こういう人ね」という分かり易いタイプではある。ひとつ看過できないことは、この女性だけのことではなく、日本人が海外から称賛されるようなことがあるとそれをわざわざ「ありもしないグローバルスタンダードを持ち出して日本人は間違っている」と批判する人々。刺青について「欧米では当たり前」と嘘をつく人々がいることをいくつか記事にしたことがある。
「刺青にまつわる嘘」という記事は各所で取り上げていただき反響が大きかった。乙武洋匡さんがオーストラリアでの刺青について事実とは異なることを述べていたのでそれを指摘した
記事「刺青について日本はガラパゴスではないよ」を書いたこともある。どうもこの日本には海外では〇〇〇が当たり前という嘘をついては日本人の高いモラルを失墜させ、日本人の海外での評判を落としたい人々が少なからず存在するようだ。無責任な嘘つきに流されてはいけない。
さてW杯試合会場での日本人サポーターのゴミ拾いについて。その元国連職員と称する女性の言う「清掃員の仕事を奪う」という主張は的外れ過ぎて苦笑している。ゴミが散乱している会場よりもゴミを持ち帰るサポーターがいた方が清掃員の仕事が減ることはあるにはあるのだろうが、本当にそれが「仕事を奪うこと」にはならないことは清掃をしたことがあるのならばすぐに理解できることだろう。清掃作業が捗ることと、清掃をしないで済むほどきれいになることとはまったくの別だ。サポーターがゴミを持ち帰ったくらいで会場から清掃員が解雇されることは無い。そんなゴミ拾い議論ははっきり言って時間の無駄とも思える。常識的な問題だ。ゴミを拾う人がいくら多かろうが試合会場などの大型施設には清掃は必要なのだ。清掃員の雇用の問題を議論すること自体がナンセンスだ。
今回の件だけではなく、当ブログの管理人の記憶ではメジャーリーグに渡った日本人選手やセリアAに渡った日本人選手も同じようにチームメイトたちがゴミやガムを地面に捨てる姿を見て驚いているとそのチームメイトたちから「清掃員の仕事が~~~」と言われたことがあるというエピソードを言っていたのを見たことがある。そういうチームメイトたちがいたことは本当だろう。ではそのゴミを捨てる行為が正しい行為だろうか?そんなわけがない!この世界のどこであろうともゴミをわざわざ地面に捨てる行為は行儀が悪いモラルの低い行為だ。
清掃員がいようともゴミを放り捨てない。持ってきたものがゴミとなったら持ち帰るか会場指定のゴミ箱にまで持って行く。これは当たり前の常識だ。日本の常識ではなく世界の常識だ。その常識の浸透率が日本は世界が驚くほど高く、「清掃員が~~~」と言う人々のモラルが低いだけの話だ。その低いモラルをわざわざ高いモラルの日本人が真似をする必要は一切ない。日本人は日本人のままでいいのだ。わざわざ低いモラルを実践することは断じてない。
ちょっと考えれば分かることだ。ではゴミ拾いの件、子供にどう伝えるのか?子供たちに堂々と清掃員が掃除をするんだからゴミはその場で捨てて来いと教える親が称賛される世界なんてこの世界のどこにもないはずだ。なのに日本人サポーターのゴミ拾いを批判するなんてどうかしている。現に地元ブラジル人サポーターたちは日本人のゴミ拾いを見てその行動に感動し自分たちも実践し始めている。ドイツでもこの日本人サポーターの行為は称賛されている。中国のメディアでも「日本は(コートジボアール戦で)試合に敗れたが人間性は負けていない」と伝えている。海外で称賛されている日本人の行為をわざわざ日本人が止めることはないじゃないか!
なんでもかんでも世界を見習えとする意見で日本人の正しい行為を阻害する連中が許せない。世界こそが日本を見習うべき点は数多い。世界がどうであろうが日本の優れたところはそのまま維持していくべきだ。わざわざ世界で行われているモラルの低い行為を真似する必要なんか絶対にない。
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