CG加工のできる人たちが増えた。そして心霊映像と称される映像も増えた。日本の夏の定番とも言える怪奇映像を取り上げた番組で流れる心霊が映っているとされる映像のことごとくがチープなものとなってしまったことが残念だ。CG加工技術よりも演出力が大切なホラー映像であるというのに、その根本を理解していない者たちによって安易な恐怖映像を量産されてしまっている。ほとんどの恐怖映像と称されてテレビ番組で取り上げられている映像の数々は、怖い映像というよりも失笑してしまう映像になってしまっている。ワイプで映る出演者たちも本当は作り物であることは分かっているのだろうが、驚き役を演じるためにいちいち大袈裟に驚くものだから余計に白けてしまう。そういった恐怖映像の多くは特に収益化目的ではなく、YouTubeへのUP目的などのおふざけ程度で作っているのだろう。そうは言っても制作者たちも少しは頑張るべきだ。CG映像は技術力だけではなく演出力だ。
そもそも自分が子供の頃よりも怪談話そのものを信じる子供たちは減ったのかもしれない。巷に溢れる怪談話やテレビでやっている心霊スポットへの取材など、冷静に状況を分析すれば「心霊現象」であると決めつける方が無理があるというものばかりで、今や放送倫理的にも問題があるとされるのだろう。それでも夏の心霊特集が当たり前で育った身としては昨今の怖くもなんともない薄っぺらなCG心霊映像集では物足りない。ちなみにミジンコはスプラッターやゾンビ系の映像は大嫌い。あくまでも心にくるやつが好き。
ああ!物足りない!もっと恐い心霊特集はないものか!?
うぉらぁ!幽霊出てこいやー!!!
幽霊たちはどこに隠れているというのやら、全然自分の身の周りに現れない。差別か!?幽霊はちょっと痛い感じの大人とかメンヘラーとかの周囲にはやたらと登場しているらしいのに、なんで自分のところには現れないんだ!
ふう・・・、せっかくの夏なのに怪談不足だ。
余談だが、わらびの住んでいるところは事故物件だと疑っている。わらびとビデオチャットしたときにわらびの背後に黒い影が3つほどうごめいていたとわらびに伝えておいた。嘘だけど。わらびの飼い犬が時折誰もいないところをじーっと見つめるらしいのだが、それは犬が飼い主並にアホだからだ。その話を聞いたときに「おまえもいつもボーッとしているんじゃねーかよ!」と言いたかったがそんなことよりも先に説教するべきことが渋滞しており今もって言えていない。わらびのパソコンが急に壊れたのだがそれは心霊現象だ。6年も同じパソコン使っていれば壊れるに決まっているだろう!とは思うがなにかの祟りであって欲しい。わらびの旦那っちのパソコンも不調のようだがそれも心霊現象だろう。夫婦揃ってポンコツパソコンを使っているのも仕方がない。全ては貧困が悪いのだ。つまり全ては呪いだろう。
めでたしめでたし。
[13回]
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