もう多くの皆さんがご存知であろう国民総萎えな国会でのクイズについて。昨日、
田中直紀議員による安倍総理への理解不能な質問について取り上げた。今回は、民主党・大久保勉議員による「Facebookの手数料についての質問」、正直、質問の内容が国会で話すべき内容とはかけ離れており、呆れるとか憤る以前に悲しさすら感じる。今の日本の国会はこんなレベルなのかと。麻生元総理への民主党議員たちのクイズ攻勢にもそのあまりの程度の低さに呆れ果てた。そして安倍総理に対しても民主党議員たちは同じことを繰り返している。国会では揚げ足取りに終始するくだらないクイズをやっていないで国政について議論してもらいたいものだ。
いくつかの報道では今回の大久保議員の質問は安倍総理に対して「ハメる質問」と表現している。実際の質疑応答を見てみると、大久保議員の問いかけはハメているような質問の仕方ではなく、単に話の取っ掛かりとしてfacebookのようなビックデータを活用するサービスは無料で会員登録ができるのに大きな利益を上げているということに話を持って行きたかったことが窺える。ところが大久保議員としても予期せぬ答えを安倍総理がしたものだから話がややこしくはなっている。別に総理大臣がSNSの料金体系に詳しい必要もないし、そもそも安倍総理のfacebookやLINEを安倍総理自身が編集、公開している方が問題だ。そんな雑多なことは周囲のスタッフの仕事であり、安倍総理は雑用なんてする暇があったら首相としての公務に集中することが筋だ。安倍総理も丁寧に答えようとして更に議論が脱線するかたちとなってしまったが、本筋として総理大臣がSNSの料金体系を把握する必要はない。知らなきゃ知らないで良いことだ。
大久保議員はそういう質問を総理大臣にしなければ議論が進められなかったのだろうか?そんなはずはない。故意に国会の貴重な時間をパフォーマンスに使ったということだ。国会でfacebookについてのレクチャーなんてまったく必要がない。そもそも、日本の内閣総理大臣にする質問としてはあまりにもくだらなく、また何も生み出さない無駄な質問だ。総理大臣への侮辱行為とも言える。民主党議員たちは自分たちのくっだらない質問の数々は総理だけではなく、日本、そして日本人への侮辱にもなっていることを自覚し、厳にそういった時間の無駄な質問を慎むべきだ。総理大臣に雑多な価格についての質問なんぞ言語道断だ。
大久保議員も国会で話しているところを見るとそれほどにはfacebookを理解しているようにも見えなかった。既にネットで散々指摘されているがfacebookは全てが無料ではない上に、これもそもそも論になるが、facebookが無料と考えるのはテレビが無料だと考えるのと同じくらい世の中の仕組みを社会人レベルでは理解していないと告白してしまっているようなものだ。テレビは無料だろうか?テレビ番組を映すための機械は無料ではないし設置する場所、つまり部屋の維持費も無料ではない。電気代も無料ではない。更に言えばCMや広告を兼ねた番組を見る時間を視聴者は提供しているわけで、つまりその拘束時間をお金に換算すると結構な額になる。facebookも同じことだ。ユーザーの年齢や性別に合わせたターゲッティング広告を目にして、それと同時に誰かのfacebookページを閲覧したり自分のページを更新したりすること、それこそがユーザーがfacebookのために行っている労働であり無料なのではなくユーザーはfacebook繁栄の為に働いているのである。そもそも、facebookユーザーはネット環境を無料で手に入れているわけではなく、むしろ維持費がかかっている。しかしこういうことはまさに重箱をつつく議論となり不毛だ。揚げ足取り議論は時間の無駄というものだ。その無駄な議論に至るようなことをいちいち民主党議員は首相に投げかける。これが問題だ。
起訴されていないどころか明らかな冤罪だったことを掘り返し総理に質問しようとして支離滅裂な言動となって、まさに何を言っているのか分からない状態と化した民主党・田中直紀議員。今回の民主党・大久保勉議員もわざわざ「ハメようとした」わけではないことは理解しているが、過去に漢字クイズやカップラーメンの値段についての質問など同じ民主党議員たちの馬鹿げた質問ならびにその質問のレベルの低さについての国民の批判を承知しているだろうに、なんでまた敢えて同じような低レベルな質問を首相に問いかけるのか?国会はクイズで遊ぶ場ではない。もう2度と国会をクイズ遊びの場にするべきではない。
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