古賀茂明氏の報道ステーション最後の出演時での態度が物議を醸している。当ブログとしては理想は共倒れなのだが、そういうことには簡単にならないのが朝日系列だということは承知している。そもそも吐き気をもよおすほど嫌いな報道ステーションではあるが、今回の古賀氏の件では報道番組としては極々当然の対応だったと考えている。最近の報道ステーションの与党自民党ならびに保守派というよりも日本そのものを憎しとする番組構成は異様だった。あのISILを称えて日本政府を批判するような番組構成ではそれはディレクターが異動になるのも頷ける。任期というものもあったのであろうがISIL側に立っていたかのような解説を続けた惠村朝日新聞論説委員も番組を去り、ISILが邦人を狙ったことについての話で「I AM NOT ABE.」という主張展開をした古賀氏も番組を去ることとなった。所詮は報道ステーションのトカゲのしっぽ切りとも言えるが、それでもあの報道ステーションですら最低限の自浄作用があったと見る。この惠村、古賀の両氏については視聴者からの反発が強かったことは事実であり、思想云々、政治的な主義主張云々の話以前にテロ組織に抗しようと尽力している日本政府への両氏の言われなき誹謗中傷といった姿勢があからさま過ぎて番組側も苦慮したということだろう。本当にここのところの惠村、古賀両氏のISIL関連ニュース(中東問題ニュース)からの安倍政権批判はあまりにも突拍子もなく、「え、そこで安倍総理批判?」と苦笑いした視聴者も少なくないことだろう。
古賀氏は最後の番組出演で「菅(義偉)官房長官をはじめ、官邸のみなさんからバッシングを受けてきた」と述べた。これはいわゆる被害妄想というやつではないだろうか?日本政府の官房長官ならびに首相官邸が民放の一番組を批判する記者会見でも開いたことがあっただろうか?そんな発言を見聞きした国民がいただろうか?そりゃ、報道ステーションの古賀というコメンテイターが事実無根のことをさも事実のように番組で吹聴しているといった情報は官邸に入っていたかもしれないが、処理しなければならない仕事が膨大にある官邸が古賀氏についていちいち対応していられるわけもないのだ。そもそも古賀氏のみならず、日々、安倍政権は事実無根の誹謗中傷を何千、何万件と受けているのだ。古賀氏が何か述べたところでドシャ降りの雨の中でスポイトの一滴が増えた程度に過ぎず、それに対応しているほど官房長官も官邸も暇ではない。
そもそも古賀氏は、「テレビ朝日の早河会長とか古舘プロジェクトの佐藤会長の意向で、今日が最後にということになりました」とその降板までのいきさつを番組中に突然述べ始めた。先ず第一に降板理由がどうであれ、それを番組中に愚痴ることは不適切だ。公共の電波にコメンテイターの愚痴を乗せること自体がおかしい。そういう最初からルール破りをした上で古賀氏が何を言ったところで説得力に欠ける。その会長同士の意向がなんであろうとも、古賀氏が番組中にそれを述べる電波の私的使用は認められない。目的の為に手段を択ばない、つまり法律さえも犯すというと左翼系活動家たちが思い浮かぶ。平和を訴えながらも暴力行為をしたりといった例のやつだ。古賀氏についても番組批判をしながらも自分が番組のルールどころか放送法をぶち破っての電波の個人使用なのだから話にならない。どんな主義主張でも先にルール無用の姿勢では誰も聞いてはくれない。
そして古館氏との会話を録音していた等の呆れた言動の古賀氏。そりゃどんなに降ろされる側に非があろうとも、番組制作にも携わっているキャスターは(降板を防げなかったことについての)謝罪くらいはする。本当は古館氏自身も古賀氏には降りてもらいたかったとしても普通はそこは謝って穏便に済ませるというのは当たり前の対応だ。そんな状況下で録音したからどうのという古賀氏にはひいた。そんなモンスター級の面倒臭い人はそうはいない。もう古賀氏の前では何も発言しないほうが良いと全国の大人が認識したことだろう。なにしろ社交辞令すらも録音されて証拠とされてしまうのだ。本当に悪いと思っていなくとも謝るときがある。去る側をなだめるようについつい食い止められなくて申し訳ないと人は言うものだ。それに対して「録音しちゃったもんねー!」といった態度を取られても古館氏のみならず社会人はどうすれば良いのやら?そんな社交辞令は証拠というよりもただただ大人の世界では「それは言わない約束」というやつだ。
ところがこんな古賀氏の言動について「本来ならばあり得ない放送事故の爆弾発言だが、古賀氏の勇気ある“告発”によって
テレ朝が不偏不党であるはずの報道番組に安倍政権の意向を反映させていることが明らかになってしまった。今後、視聴者からの批判も高まりそうで、番組の存続自体が危うくなりそう」と述べている放送担当記者までいるのだそうな。詳しくは→
古賀茂明氏の爆弾発言で「報道ステーション」に批判殺到 存続危機も(リアルライブ)
古賀氏のやったことが告発に値すると考え、
「テレ朝が不偏不党であるはずの報道番組に安倍政権の意向を反映させていることが明らかになってしまった。」だとさ。この放送担当記者とやらはアッタマおかしいちゃうんかと・・・・。報道ステーションの番組内容を安倍政権がどうこうできるのであれば、安倍政権はドM確定だ。わざわざ報道ステーションを操って自分のところへの罵詈雑言、「あることないこと」ではなくて「ないことないこと」を基にして延々と政権批判を展開するニュース番組を影で操る政権って・・・・・あるか、そんな政権!古賀氏もこの放送担当記者とやらも無理矢理にでも安倍政権の陰謀に持っていこうとしている。やり方が強引過ぎてひくわ!
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