今後、かつての民主党政権時代の閣僚がどういった公用車を使用していたのかについて巨大なブーメランが民主党に突き刺さることだろう。そこまで考えて国会質問をしない民主党議員はある意味では通常運行とも言える。
民主党議員たちよ、もういい加減に国会での馬鹿げた質問は止めるべきだ。目立ちたい気持ちが強いのだろうが、質問の内容がくだらなすぎて国会運営に支障が出ている。予算の審議をするべき場で大臣が乗っているクルマの車種がどうのこうのと余りにも時間の無駄だ。この馬鹿げた質問で失われた国会の時間をお金に換算するとレクサス何十台分だろうか?経済大国日本の予算審議の場なのだ。1秒でもレスサス1台以上に重要な時間だ。大袈裟に聞こえるかもしれないが、数字で示せば納得がいくことだろう。国会の1分が6億円以下の価値だろうか?1時間で360億円?今や莫大な予算が使い切れていないと問題になっている復興予算を5年で25兆円としたこの日本の国会でのことなのだ。そんな経済大国の国政を担う国会では兆円という単位で次々と日本の未来についての議論と予算審議を行うべきであって、大臣がレクサスを公用車として乗っていることなんぞ、(当ブログでは大臣がレクサスに乗ることが問題だとさえ考えていないが)この質問をした玉木議員が国会の場ではなく、個人的に政府に問い合わせれば良いことだ。
1年3ヶ月経った後にクラウンからレクサスに乗り換え、しかもドライバーの経験を積む段階なのでリースしていること、これを玉木議員は無駄使いだと捉えているようだが、それは非常にナンセンスな捉え方だ。言い換えると非常に近視眼的なモノの見方だ。クラウンも高級車ではあるがレクサスはより高級志向の乗用車であることは間違いない。つまり価格が安いクルマを1年ちょっと前に購入したのに、高いクルマのリースを始めたことを問題視しているというわけだ。一見、そんな感じがしてしまう意見だが前述のとおり物事を俯瞰して見ていない国会議員としての資質を疑う質問だ。以下にその理由を述べる。
要は大臣たるものレクサスに乗らないわけにはいかない理由ができたのだ。事故に備えているということもあるが、一番やっかいな問題はテロだ。そこでレクサスに白羽の矢が立ったのだろう。国産車としてはレクサスが高級車でありハイパワーだからだ。
乗用車を防弾、ましてや爆発物などにも対応する対テロ仕様に改修するとどのくらいの重量が増えるかご存知だろうか?仕様にもよるが3ナンバーのセダンサイズでも大体1トンだ。当然、そこまで重量が増えるとサスペンションが従来のものではもたないのでまったく異なるものと交換する。防弾タイヤや何cmも厚くなったドアやガラスにより総重量1トン増しのクルマにはエンジンも馬力が必要となる。元々のエンジンがハイパワーであると対応しやすい。エンジンを換装する防弾仕様車も数多くあるが国産車にこだわるべき日本国の大臣公用車なのだ。そうなってくると国産車括りではレクサスよりももっと高額となるトヨタ・センチュリーや日産プレジデントが候補に浮上するが、それこそレクサスよりも更に高級車となるのだからもっと民主党議員は怒るかもしれない。エンジンそのまま、もしくは強化だけで対テロ仕様車への改修ともなるとレクサスは今の国産車ラインナップではベストの選択だ。クラウンを改修するよりもレクサスを改修した方が現実的だったということだ。
この日本の閣僚が対テロ仕様車を公用車としていないなんてことはむしろ世界に向けて恥を晒しているようなものだ。狙ってくださいと言わんばかりの状況も日本の場合は無責任と捉えられる。なんだかんだと言いながらも日本は世界に向けて発言力が強い国であり、数々の分野でリーダーシップを執っている国だ。閣僚の警護体制が適当では世界に示しがつかない。レクサスのリース期間中にドライバーの熟練度を増して、その間に早くとも半年はかかると言われる対テロ仕様への改修を進め、更に重量が増して運転が難しくなった対防弾のレクサスにドライバーたちが対応するという流れだということは言わずもがなのことだと思っていたら国会でこんなことが質問されていて驚いた。リース後に3台購入検討中という発表で国会議員ならば察しないとダメだろうに。それとも防弾仕様の詳細を発表してテロ組織に利することをしないと我慢ならない政党や議員でもいるんだろうか?
アメリカ合衆国は勿論、先進国で閣僚の公用車が高級車であろうが文句なんて出ない。その公用車が高級車ではないほうが警備上の不安などで苦情が出ることだろう。別に1年3ヶ月前に購入したクラウンをスクラップにして無価値にするわけでもなし、大臣はレクサスで何が問題があるというのか?こんな無知で目立ちたがり屋が次々と質問できる今の国会こそがお金の無駄となっている。
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