以前にも
国会前のデモで多数の子供を見かけたことを記事にした。その記事以外でも当ブログでは幾度もデモに子供を連れて参加する保護者たちについて批判している。保護者たちが子供たちを保護していないのだ。デモ隊が叫び暴れ、そしてなんでかラップなどを熱唱して踊り狂う場にわざわざ子供たちを巻き込むべきではない。デモ隊はとても自制が利いているとは言えない状況で現に交通整理中の警察官の胸ぐらを掴んで逮捕なんてとんでもない事件も発生している。子供の安全を考えるのならば、また情操教育の観点からも、とても見本にはならないような大人たちの集団に子供たちを投じるべきではないのだ。子供たちには自由に考える為の材料を与えるだけで大人が自分たちの都合で洗脳するべきではない。大人になるまでの猶予期間で子供たちは子供たちなりに情報を取捨選択して後から、つまり大人になってから自由に政治的な考え方なり、社会に対する思いなどを形成していけば良い。政治に興味がない・参加しないという選択肢も含めて子供たちは自由に選べば良いのだ。子供たちには政治的に何が正しい、何が正しくないといった答えを強要すべきではなく、あくまでも道徳心や一般常識を教えるに留め、政治については「こうあるべき!」なんて押し付けるべきではない。
もう上に掲載した「ピースパレード」と称する告知を見れば皆さんには当ブログが憤っている内容は言わずもがなだろう。札幌にて子供をダシに、そして盾にしてデモ行進をする計画があるようだ。ポスターの画像が正気の沙汰ではない。まだ選択肢のない子供たちをこういう風に利用するとは許しがたい暴挙だ。安保法制にどのような意見があろうともそれを主張する権利はある。だが、その主張と政治活動に自分たちの子供たちを巻き込むとは言語道断だ。デモがしたければ自分たちで判断でき自分たちで選択できる大人たちだけでやるべきだ。親に逆らえない子供たちを洗脳もしくは強要して折角の日曜日にデモ行進をさせるとはまさに児童虐待だ。
このパレードでも戦争をやろうとしていない日本に対して「戦争反対!」と叫ぶデモの数々と同じく少数意見でも多数意見を覆せるといった主張だ。それは即ち民主主義の否定なのだがデモ参加者たちは分かっているのだろうか?多数決で決めたことを少数のルールを守らない者たちが騒げば決まったことがひっくり返るのであれば民主主義も選挙制度も破綻する。それができるのであれば民主党政権のときに国会前のデモよりも遥かに大規模なデモが行われたことだろう。それが民主主義の否定になるのであることは多くの国民が分かっていたからこそ「次の選挙まで待つ」という節度が守られたのだ。「選挙で負けた!じゃあデモで大騒ぎして覆そう!」ではクーデター思想だ。更に「選挙で大敗した!アベやめろ!(←なんで活動家たちはカナカナ表記が多いのだろう?)」ではまるで狂人の言動なのだが、本当にそんなアタマのおかしい連中が団体で連日国会前でドンチャン騒ぎをしている。安倍総理の退陣を願うのであれば次の総選挙で自民党・公明党以外に投票すれば良い。おっと、もう過去2回もその機会(衆院選)があったというのに民意は・・・・・自公両党は大勝しているじゃないか。
今回の札幌の「ピースパレード」とやらは子供を巻き込んでというよりも利用しているのだ。そこにはピース(平和)のカケラもない。本当に平和を願うのならば先ずは子供の安全と健全な成長を選択するべきだ。平和的な環境で育った子供たちが次の平和な社会・日本を支えてくれる。子供の頃からデモに強制参加の日々で親たちがこの国の総理大臣を「アベ」と呼び捨てにして罵詈雑言を並べ立てるその醜い姿は子供たちにとって「知の栄養」にはならない。
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