菅直人が比例で復活当選となった。残念だ。菅直人落選は東京18区の多くの有権者が望むところであった。菅直人が獲得した票よりも明らかに多くの票は菅直人の落選を願うものだったが票が割れたことが結果的に1位の土屋候補と2位の菅直人との得票差を縮めてしまった。この菅直人復活当選という事実が比例復活当選という制度自体が民意を裏切り、選挙制度として破綻していることの証左だ。
この漫画で懸念していたことが現実となってしまった。横粂勝仁という愚かな男が東京18区にやって来なければ・・・・・。こう思わずにはいられない。
84,078 (32.2%) 土屋 正忠
73,942 (28.3%) 菅 直人
44,828 (17.2%) 横粂 勝仁
↑票が割れるとはこういうことを言う。菅直人の惜敗率に横粂勝仁が大きく貢献したカタチとなった。32.2%と28.3%では確かに僅差ではあるが、32.2%+17.2%=49.4%と28.3%ならば圧倒的な大差だ。これを見ても比例復活当選が民意を反映していないことは明らかだ。
横粂勝仁はそもそも別の選挙区で民主党の比例で復活当選した経緯がある。離党した時点で辞表を提出するべき立場だった。法律がそんな馬鹿な行為を想定していないから追いついていないだけのことで比例当選者が離党しても議員を継続できるということがおかしいのだ。その獲得票は民主党に向けて投票されたものであって、横粂勝仁が民主党を離党することを想定して投票されたものではないのだから。
自分が民主党に在籍していたときの党代表の菅直人がいる選挙区だからこそ横粂勝仁は東京18区を選んだ。菅直人の対抗馬になろうとしていたが当初から反菅直人ならびに反民主党の票を割る可能性は懸念されていた。横粂勝仁が東京18区に鞍替えした瞬間からずっと懸念されていたことだ。実際に菅直人の比例復活を最も助ける最悪な結果となってしまった。
小選挙区で菅直人が敗北したという事実は揺るがない。それでも菅直人はまた議員として国政に関わることができる。この現実を横粂勝仁は受け止めて、菅直人を国政から追い出したかった多くの人々の思いをその絶望的に人の心が読めないアタマをフル回転させて少しは感じとって欲しい。東京18区には来ないで欲しかった。本当に来ないで欲しかった。
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