長年に渡って支援された国家の指導者がその支援について感謝の言葉を述べることは自然なことだ。その自然で当たり前とも言えることが、散々、中国と韓国による言葉とたまに物理的な暴力に慣れてしまっているせいか、「本来はこうだよね!?」と答えが分かり切っている質問さえしてしまう。支援されたら感謝、余りにも当たり前のことなのに中韓両国のやり方に慣れが発生していることにより「支援した国に感謝されて驚く」なんて日本人は少なくないのではないだろうか?
岸田外務大臣によるハシナ・バングラデシュ首相表敬(外務省)
本26日午後4時7分から約20分間,岸田文雄外務大臣は,公賓として来日中のシェイク・ハシナ・バングラ デシュ人民共和国首相(H.E. Sheikh Hasina, Prime Minister of the People’s Republic of Bangladesh)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
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冒頭,岸田大臣から,本年3月にバングラデシュを訪問した際,ハシナ首相及びアリ外相から温かい歓迎を頂いたことについて改めて謝意をお伝えしたい旨述べた上で,今回の訪日を心から歓迎する旨述べた。
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これに対し,ハシナ首相より,岸田大臣の3月のバングラデシュ訪問は大成功であった,3月の訪問時に自分の訪日につき招待いただいたのを受けて今般日本を訪問することとなった,バングラデシュは日本にとって長年の友人であり,今回,日本を再度訪問することができ大変嬉しい,バングラデシュは,過去長年にわたり日本から支援を頂いた,日本政府及び日本国民に対し,深甚な謝意を表明したい旨の発言があった。また,本日の安倍総理との会談を心から楽しみに している旨の発言があった。
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これを受け,岸田大臣より,本日の安倍晋三内閣総理大臣との首脳会談が有意義なものとなることを希望する,両国の友好な関係が一層強化されるよう,今後とも,同席のアリ外相と共に協力していきたい旨述べた。
こういう外交をもっと報道するべきだ。確かに日本はバングラデシュに長年に渡って支援を続けており、バングラデシュの人々はその支援の内容を詳細に渡って把握しており、彼の地ではどなたでも当ブログの管理人にどういった支援を日本から受けているのかを詳しく説明してくださる。その説明がとても具体的で日本政府からの支援や民間企業やNGO団体など、どういった経緯と趣旨での支援なのかもバングラデシュ人の皆さんはちゃんと把握しているのだ。しかもそういった支援について親が子供に語り継ぎ、経営者が従業員にちゃんと説明している国、それが親日国バングラデシュだ。
中国、韓国の数々の酷いやり方に疲れ果てている日本人からしてみれば、こういうバングラデシュ首相の声明に癒される。本来は国家間の支援の結果とはこうあるべきだ。
今、タイには4,000社以上、ベトナムには3,000社以上の日本企業が進出している。テロが頻発して治安も最悪なバングラデシュと同じく、これら日本企業が多数進出している親日国2国が困難な局面に立たされている。タイは政情不安により已む無しというかたちで引退間近の軍幹部たちがクーデターを起こしプミポン国王からの了承を得た。クーデターとは言うものの、あくまでもまともに国のために機能する政権ができるまでの治安維持であり、クーデター首謀者である司令官たちは政府機能が回復し次第、その身を退く予定のようだ。こういう時だからこそ尚更のこと日本企業による雇用と経済効果がタイの救いとなっている。安定的に雇用を創出し技術移転にすら協力している日本の貢献をタイの人々はきっと忘れないでいれくれることだろう。本来は微笑みの国と言われるほど思いやりのある国民性の国なのだ。ベトナムについてはまるで日本が中国に受けている侵略行為とまるで同じことをやられているという被害国仲間でもある。ベトナムに進出した企業の多くは元々は中国にあった工場をベトナムに移転したというケースだ。まさに中国の自業自得で、愛国無罪などと称して政府も国民も日本企業を散々攻撃してきた結果として日本企業は中国に愛想を尽かし、そういったリスクが無く、勤勉なベトナム人との共存共栄を望んだのだ。この両国からは既に日本への感謝の声が多数あるが、今後はバングラデシュのような超親日国になっていくのではないかと見ている。はっきり言って中国と韓国の態度が異常なだけで日本政府と日本企業、そして日本人の海外各地での貢献について返ってくるべき言葉はバングラデシュ首相の声明が自然なことだ。
これはバングラデシュの国旗。日の丸との関係性については特に明確な資料などは無いようだがとても日本の国旗に似ている。
1972年1月17日に制定された。旗のデザインは、緑の地に、中央からやや旗竿寄りに赤い円が描かれている。赤い円は昇りゆく太陽を表し、地の緑色は豊かな大地を表す。また、赤い色は独立戦争で死んだ者の血も表している。縦横比は3:5。 (
wikipedia:バングラデシュの国旗より)
この国旗のデザインについて数々の識者が日の丸との関連性を指摘しているらしいが「バングラデシュ政府が公式にそれらを肯定または否定する見解を示したことはない」とのこと。そのまま肯定も否定もしないで良いと思う。バングラデシュの歴代の指導者たち、偉人たちが日本への感謝の気持ちを忘れずに語り継いでくれているというだけでも充分だ。
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