今までの数々の震災でも自称ボランティアによるトラブルは枚挙に暇がなかった。被災者になにかを求めているボランティアがいるからだ。その姿勢こそが間違っているというのに・・・・・。
以下のひとつでも心当たりがある方は被災地には赴かない方がきっと被災者も本人にも幸せなことだろう。こういうブログをやっているとそりゃもう数え切れないほど「良いことをやっているのになんで否定するんですか!」といった困ったちゃんたちに噛みつかれてきたが、これは意見ではなくて事実なので曲げようがない。
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被災者を助けて感謝されたいと思っている: そう訊かれると「そんなことはない!」と怒るが、結局は被災者が感謝しないことをグチグチと何年でも語り続ける。「助けて!」と請われて赴いたわけではないという本質を忘れている。
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ツイッターやブログでそのボランティア経験談を自分からの視点だけで書く: 誰とも知らない相手のネットでの独り言や観光に付き合わされる被災者が迷惑だ。家族や友人、そして家を失った人たち、その人たちが愛する土地の変わり果てた姿の写真なんて撮るな!撮られている方の身にもなれ!ということ。
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基本的に体力が無い: 1日僅かな食糧と水分だけで判断力を落とさずに労働ペースも落とさずにいける。「自信がある」ではダメ。大抵そういう自信は崩壊する。(*勿論、水も食糧も自分で持参するのは当然です。外から来ておいて現地の貴重な物資を消費するなんて言語道断です。)
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即応力ゼロ: 現地に着いて途方にくれるな。観光じゃない。だから行くな!と言っている。教える労力を考えろ。現地の人々がハンデ戦をやるようなものだ。ハンデ=自称ボランティアだ。
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「気持ち」が大事だと考えている: いや被災地では気持ちよりも物資とお金だ。いちいち馬鹿の「ふれあい」や「感動」の付き合いをしなくちゃいけない被災者の苦労を考えろ。
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「行くな!」と言われてムカついた: 完全に現地で被災者に迷惑をかけるタイプだ。絶対に行くな。的確なアドバイスを受けてそれを実践できない者は被災地では殺人ウィルスになり兼ねない。
細かいことを挙げたらキリがないけれど、大体こんなところ。被災地での2次被害とも言える自称ボランティアたちの暴挙、愚行をなるべく最小化したいが故に記事にした次第。反論はいくらきても構わないが、とにかく反論するようなヤツは現地に行かないことを願う。切に切に切に願う。
[70回]
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